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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

SSSレッドミラージュ・アマテラス機 完成 製作記あり

ボークス・スーパースピリッツシリーズ(SSS)第一弾、
レッドミラージュ・アマテラス機完成しました。
まずは完成写真です。後半に製作記を。

 
今回は天気がくもり気味で多少カゲが強めな日光撮影になりました。








ひじには他のLEDキットには見られない特徴の、ひじ装甲がついています。
見覚えない関節パーツに思う人が多いと思われますが、これはデザインズ2
にも載ってない機関駆動設定で、画集キャラクターズ2の61ページ目に
記載している『MH作動方法』の曲げた関節機構の白黒線画で説明された
スライド駆動のひじ装甲です。LEDは腕をまげると、腕の左右の装甲が
分割駆動してひじの装甲が下に押されて上のようにくねっとスイングして
押し出されます。  どこかで聞いた事ある駆動ですよね。
ーゴティックメードのツインスイング機構ですが、すでに1988年の
キャラクターズ2の時点で遥かに複雑な連動、回転、レール駆動が
デザインされてます。こういうのは過去の画集まで楽しむファンしか
知ってない事かもしれない事で、たまにこういうデザインズや「普通に買える」
FSS本以外の表現がキットに作りこまれてる事があります(シリコントライブの
LEDミラージュ脚部内部駆動など)。WSCの原型師オリジナル駆動部の
作り込みもあり、そういう「分かる人には何か分かる」部分がたまにあるのが
FSSキットの、深めな楽しみでもありますね。







足の裏と下から見た装甲内側など。足裏はふちだけマスクして裏を全部
グレーに吹いた方がらくでいつもはそうしてますが、今回は足裏の段々を
囲ったブロックごとにマスクしました。通常見えませんけどw
このキットの装甲裏は何も彫刻されてません。メーカー見本は裏を
真っ黒に塗ってますが、ふちの部分だけマスクしてグレーを塗装しました。



フラッシュ撮影はこの一枚で。まだ何枚かフラッシュで写してますが
結構日光撮影と似たようなものなので。
盾裏の機材も塗り分けが見えててうれしいっス。



背景の紙を白で。背景が明るいほうが見えやすいような気が。















恒例?な窓の近く撮影。いやー くもってますねー
つーか雨降ってきてますね。





2階の窓なんで下の道路がバリバリ見えてますね。雨ですねー。
バンドールの頃は雪がのっかってた枝にも緑の芽がでてますね~
 ・・・・・。 なんの写真公開なんだこれは??(そうっスね)



それではアマテラス機、製作記事いきますっ。





今回はボークスのSSS1/100レッドミラージュ・アマテラス機です。

 

 

:SSSシリーズについて:
92年10月頃に始まった、ボークス原型師が総力を結集して
送り出すFSSモデルキットシリーズ。
96年末までの4年数ヶ月の期間に、知る限りでは25機
(1/144のKOGラキシス、KOGAT、アルスキュル、
バンドール、V・サイレンレーダーズもSSSシリーズに
ボークスは含んでいるので入れます)ものキットを発売
されました。97年からはMM(メカニカルムー「ビィン」グ)
に切り替わり、SSSはSAV(ソリッドアート「ヴァー」ジョン)
に変わり、今に至るという変遷があります。
ちなみにSSS前のポーズ固定クルマルスやSAV初期の
ジュノーン初期型などは25機に入れていません。
4年で25機。ものすごい数です。だって、今展開してる
プラキットシリーズのIMSは2009年9月開始で、現在
2021年で約11年半続いてますがリリースしたキット数は
最新のまだ出てないKOGATを入れても15機ですよ。
4年で25機と11年で15機はえらい差があります。
つまり2ヶ月に1機は出ていたんですよ。マジで。半年以上、
ヘタすりゃ1年越しに1機とかの現在のペースでは考えられん
くらい精力的で、そして熱い意思を感じる造形、サービス価格。
前に作ったオージェやホーンドで「飾れる!飾れる~!!」と
SSSキット作ってここで狂ったように書いてたように、とても
MHコレクション冥利に尽きるキットたち。今現在も、新たに
再調整を経てSSSからホーンドミラージュ、ブラッドテンプルと
リリース。原材料費高騰にもかかわらず少々の値上げ程度で販売
して、MHキットファンを変わらず喜ばせてくれる素晴らしい
シリーズ。マジで飾れるぞこのシリーズ!何度も書いてるけど!

このアマテラス機で人からある噂を聞いたのですが、ボークスから
WSCに立ち上げた原型師作の、ボークスでの仕事のレッドミラージュ
ジョーカー3100、このキットを固定に作り直したもので、この
原型を使用してリリースされた事で「色々」あってこのアマテラス機は
ナンバーから外されたのでは?と前にブログで書きましたが(その記事は現在消えてます)、



確かにこの93年9月号では外されてましたが、なーーんか違和感
あってHJバックナンバー全部集めて読んでみたら94年4月号で
ちゃんと「第一弾・レッドミラージュアマテラス機」と広告ありました。つまり
ガセ情報を信じてたようです(・・・・・・。)

 

やっぱあのメーカーはどうとかこうとかいう話、ただの
ユーザーが予想だのうわさの目測を簡単に信じちゃダメすね。
あぶなくボークスのえせ情報をブログに書いたままにする所でした。
本当に申し訳ありませんでした・・・(あーあ・・・。)
ちゃんとこのアマテラス機はシリーズNo.1です。ともあれ。

このアマテラス機。再リリースは確実に不可能で、この
キットが世界に残った最後何個かのアマテラス機だろうなー・・・と。
なんか作る事が罪深く思えてきたなこれ(あっ・・・)


 
 
 1:いつもの光景です。レジンキットはママレモンとクレンザーで
シリコン剥離剤の固まった油分を磨いて落とします。

2:表面整形開始。スミ入れが入りづらそうな所はエングレーバーで
彫り直す。ほぼ全体を彫り直すぞ。90年代前半キットはしっかり整形です。



3,4:このように非常に直しづらい箇所も結構あります。
3の場合、「パテで埋めてから彫り直す」や「完全に埋めて
なかった事にする」や「そのまま作ってアナはあいてて当然
みたくしちゃう」などありますが。人の手に渡るものですし・・
ちゃんとやります。裏側を薄いプラ板を貼って整形します。

5:足のつま先もゆがんで、更にカケと気泡もあるので
プラ板を貼って作り直します。なんかすでに改造と同じに
なってるような?



6,7:下腕パーツ。もはやカケも穴も段差もありすぎて全部書くと
長すぎるので まあ もしキットを所有していて作る方がいましたら
がんばりましょう!・・・としか書けんような。目に見えるアナカケを
レジン片、パテ、瞬着で埋めていきます。



9~11:足パーツ。もも、ひざ、すね、足首ブロック装甲すべて
1パーツで成型されています。そのパーツに一文字にばっっつり深々と
段差が入ってますww ・・・あきらめようか? と一瞬思いましたけど
(こりゃ結構な数は作りきれず放置やオクで売られたのかもなー・・)
ネットで完成した姿もいくつかしか見られないし やります。トドメに
足首装甲の両脇にぼっつりどでかいカケ、気泡にアナも。・・・完成すんのかこれ?



11~13:腰の前側装甲。思いきし先端がポッキリ折れているので
0.5ミリ金属線をレジン片と接合、接着、整形。小さい箇所で
力がかかりそうな修正は金属線の軸打ちで補強です。



14~16:べイルは巨大な折りたたみネイルに内側の補機類、
すべてワンパーツで抜かれてます。このキットの見どころで、見て
「ひえ~」となるすごい抜けのパーツです。べイルのはじっこから
突き出したネイルの「すきま」も抜けてるんすよねパーツで。
すごい高度なシリコン型技術だろうし、このキットを再リリース
しづらいものにしているのでは?と考えてます。ともかく、
一体成型ゆえに側面を見ると相当がんばって抜けるギリギリまで
すきまが空いてますが、埋まったエリアも目立ちます。なのでナイフと
レザーソーで慎重に埋まった部分を彫り直し、整形します。



17:一通りカケとアナにレジン片、のばしランナー、瞬着、パテで
埋めて乾燥させている所。前代未聞の直し状態。でもまだ海洋堂の
クロスミラージュよりはましだなーと思っちゃうあたりやばいな(・・・。)
まだサーフェイサー前だからもっと出てくるでしょうねアナは。



18、19:背面の装甲。ふちの部分にぼろぼろにアナがあいていて
ひとつづつ直すのが難しいので穴だらけのエリアを大きく切り欠いて
大きいレジン片を接着して整形。

20~22:腕パーツをくまなく見ると見えづらい装甲の内側に
大穴があいているw 太めののばしランナーを接着します。このキットやべえ・・。

23:足パーツの頂点部分に装甲の彫刻がありますが、8,9の通り
すごい段差でけずり合わせづらいので、装甲部分を足して整形します。
薄いプラ板をまげて接着して整形。



24~26:上腕、肩がワンパーツ成型です。SSSシリーズはデカールなしで、
数字やマークも彫刻で表現。なのでデカールの余白部分の黄ばみやデカール
そのものの貼った後の劣化の心配もない素晴らしい「飾れる」仕様。
SAVシリーズにも受け継がれてますね。肩のふちの部分にカケが集中していて、
肩の上部は微細な穴だらけです。穴をケガキ針でぽつぽつとくまなく刺して
広げて、瞬着、パテで整形します。

27,28:ヘルメット背面。アマテラス機の特徴である4枚装甲も
再現され、なんとレーザーカッターも含んでワンパーツ成型。この
パーツもキット見どころのひとつで、商品に使えなかったパーツが
ずいぶん出たんじゃないかと思わせます。4枚装甲なんで4枚に渡って
アナカケがツバの部分にびっしりあるので(た 助けてーー!!)ここも
大きく何箇所も切り欠いてレジン片を接着、瞬着も多めに盛り塗りして
固めてから整形です。

29:腕はさらにパテで直し、カフスの大きなカケも直して
大体メドを立てた所。な なんか今回やばいぞ・・?あれ?
全26パーツだし、ラクできそうだからこれにしたんですけ・・ど?
 




やっとで最初のサーフェイサーまできました。このキット
あびない・・・。26パーツなんですがなぜか100近いWSC
バンドールとかより苦戦してるぞ?こ このキットを持ってて
これから作る人は注意です!ともあれやっとタミヤホワイトサフを
吹き付けです。このようにパーツの彫刻は限界レベルまで
彫られていて、べイルや足のラインも彫刻、頭部や剣や肩などの
儀礼的な紋章やナンバーも全部彫刻。立体感はすごいぞ!



30~32:もちろんサフ後は表面処理パート2です。
サフで見えやすくなって出てくる出てくるアナが。
見栄えが大丈夫か、しっかり整形します。

33:全パーツ磨き直して再度洗剤水洗いで、削りくずなど
洗浄します。・・・まだ塗装できるパーツになっただけなんですが
すんごい時間かかってるんですけどっ・・。



(画像はモザイクをかけてます)塗装の方針を決めます。
 左は80年代に出た最初の画集キャラクターズ1での
レッドのデザイン画、右が17,8年後(だと思う)の
2005年のデザインズ1のデザイン画です。
このように、「まっ白ではない」様相に変わってます。
でも元々の影部分を見るとうす青で、薄い青系の白という
のはわかります。なので、本体色は前回のシュペルターの
ように青系の白を調合して塗装します。前回よりは青を
抑えて調合します。あとべイルのはじっこのラインと
十字のそばの丸いタマ4つ(おそらく75mmレーザー
ランチャー)はデザイン画の通り水色です。意外にここを
白のままや銀で塗ってる写真をネットなどでよく見ますが
水色のが見栄えはいい感じと考えてます。



34:今回も塗装スタメン決め。何度もレッド作ってるのでほぼ
同じ感じですが、白は青系に振って調合してます。

35:始まりました。このキット最強の壁、マスクまくりの塗装です。
まずは本体色、マスクしないでいい腰まわり装甲と頭部飾り、刀身を
銀でくまなく吹きます。

36、37:塗装後もアナがあったら吹いた色を紙やすりで落として
アナをうめて再塗装。  お 終わんないんですけど・・・。

 

38~43:マスク開始。例で肩部分を。数字、マークを
テープを切り刻んで細かく貼り、装甲内側を装甲の「ふち」の
ラインを想定して細長く切ったテープを幾度も貼りつけ。
このキット、装甲の裏側はつんつるてんで、メーカー見本完成では
真っ黒にベタ塗りです。それでいいのですが、ちょっと見映えよく
したかったのでマスク貼りで装甲の厚みを見せるためふちを分けて
マスクします。他の装甲部分もすべて分けてマスク。



44、45:関節、装甲裏のグレーを吹き付け。この時同時に足と
べイルの彫刻のライン部分もマスクして吹きます。ラインも筆でなく
ブラシで。筆のほうが早そうに思われますが、まっすぐのラインを
筆塗りするのは意外に難しいのでマスクのほうが手間ですが安全です。

46,47:赤部分をマスク、ブラシ。まずは発色をよくするために
ピンクを吹きます。

48,49:マーク類もできる限りマスク吹き。もう3重マスク目ですが、
まだまだ続きます(ひえ~)・・。



50、51:マスク塗装中もきずなど見つかったらすぐ塗膜を
落としてきずを瞬着などで埋めて整形。お 終わらん!!
べイルは複数のマスクが必要で、表が白、グレー、赤、水色で裏が
白、グレー、銀、グリーン。あの 何度マスクすればいいんですかこれ・・。

52,53:べイル裏のグリーンのマスク。えーと 8重めのマスク?
・・・・・。な なぜ模型誌や広告で「初心者向けの少ないパーツキット!」
なんて書いてるんだ・・・今までで5番目くらいに激烈にキツいキットじゃ
ないですかこれっ・・・!グリーンのふちも銀で塗り分けますっ・・。

ここからはもー時間がなく写真をとれませんでした。
文字で解説します。スミ入れは真っ黒でなくややグレーよりに
調合したエナメル黒で。全身彫刻がくまなく彫られているので、
入れ忘れに注意。剣のミラージュマークは赤でスミ入れです。
頭部などの羽模様の彫刻は金色で。アマテラス機のカラー資料は
デザイン画は頭部しかないので、電気騎士伝説に掲載の
1/35アマテラス機完成塗装を参考にします。ただ、ひじの
内部間接は関節色だと目立たないので装甲部分だけ本体の白に
しました。

 

とんでもなく凄まじい整形とマスクを強いられるキットですが、
完成した姿はガチで王者な様相です。全身の国章などの彫刻に
波打つ頭部彫刻の飾り。国王機の全身はデザイン画はないですが、
原型師独自の想定が素晴らしく彫刻されてます。シリーズ最初から、
このようにブレなく『飾る』事に特化したキットでした。
もしキットを所有してましたら、ぜひ ・・・作るといいですよーと
気軽に放てるレベルのものではないですが、無塗装でスミ入れ
だけでも凄い造形なので、やはり作る事をすすめます!
いいキットですよ!見本どおりにするのはキツいですけど!



大きさ。ボークスの以前の100イチはあまり大きくないと
よくネットで書かれてますが、ガンプラの100イチよりは
ずっと大きいですね。
 
 

 
 
 
 
王者の専用機も立体視。ちなみにレディオスソープさんが
LEDミラージュを操縦する描写は過去に

一度もありませんね ・・・・・。 サリオン機もかな?
それでは見ていただきどもでしたっ。
 
 
 
 
 
 追加記載:室内蛍光灯下での撮影です。





















 



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WSC・シュペルター完成 製作記事あり

WSC・シュペルター完成です。記事後半は製作を記入します。
 まずは完成した写真を。





キットには手首4種、カイエン、ディモス機選択の
オプションパーツも付属しているのでカイエン機で
製作、オプションもすべて作って差し替え可能に
しました。剣を杖のようにささえるポーズも抜刀した
メタル製の刃の剣を持つ手首も交換可能。また、
カイエン機は本来はあごのガードは付きませんが
メタルパーツで付属しているので塗装して両面テープ
止めで付け替え可能にしました。



 

Akd.1000・シリアルNo:Aa-X-4037「ミラージュX」
シュペルター。まさにその名前どおり、2対の角と
背面の装甲で巨大な「X」を見せるデザインです。





正面。ここから見ても角と開いた両足で巨大な「X」に見える。
よくできたデザインですよねほんと。







フラッシュ撮影です。本体の色は従来の設定画の白まんまでは
なく、「デザインズ1」で新たにカラーリングが変更された
ややブルーグレーがかった白色で塗装しました。ややグレー
がかった配色で、FSS別冊「クロニクル」表紙の淡いブルーの
最初期に発表されたシュペルターの色に近いですね。




これもフラッシュ撮影です。この記事ではこの2枚がフラッシュです。



 

背景を白で撮影。こっちのがよく本体のややブルーグレーがかった
色がわかりやすいですね。ネットに多く出ている、まっ白な
シュペルター完成写真と見比べると淡く青みがかってます。









 
 真上から見た頭部。カイエン機の後頭部のなだらかな流線型で
頭部がひし形に見え、KOGシリーズならではの見映えに。
真ん中のレーリングモールドも精密に刻まれてますね。
 
 
アップ。両脇のエングレービングがかった彫刻はWSCならではの
精密な彫刻。引き締められた意思を感じる目の表現もさすがWSC。

 

大きいメタルパーツの対のツノは、磨いた金属地にプライマーを
塗ってクリアー塗装したものでシルバーを塗装しない、メタル地の
ままです(差し替えの剣持ち右手も)。金色のみ塗装。メタルの
重厚な金属の質感、顔のガードのシルバーと比べるとざらっとした
重そうな金属地がいい見映え。重いメタルパーツなのでしっかり
軸入れ接着です。

 

このように付属するオプションは顔のガードも含みすべて
差し替え可能。カイエン機でつく両腕のひじ装甲も
0.5ミリ金属線で差し替えできます。



恒例?な窓の側で撮影。やっと雪がなくなってきたよ!もーーー降るなっ!





毎回逆光でシルエット写真になってますけど、作った光源の撮影ではない
本当の「部屋に飾ってるだけの写真」はその完成品の真実そのものです。
作った光源撮影だと意外に現物の色が暗かったり写真と現物に差異がでる事に。

  
 

シュペルター完成写真でした。では製作記事ですっ。




:完成度はトップクラスながら作るのは相当厳しいぞこのキット!



今回はワークショップキャストのシュペルターです。
FSSのキット作例集の別冊・電気騎士伝説での原作者インタビューでは
「生嶋さんのシュペルターなんてどこけなせばいいんだコノヤロー(笑)ってね」
とあり、以後現在でもWSCのシュペルターが最高、とFSSキットファンの
作った方の感想を見ます。ちなみに上記のインタビューでヤクトミラージュの
話をこのキットの原型氏さんと話をしていて、連載時はもっと複雑になるよと
聞いてアタマかかえる記述もありますw93年の別冊なんで、その6年後の
99年には見事にガレージキット市場で2021年現在でも文句なしの頂点に
立つキット、ツインタワー・ヤクトミラージュ完全装備版を発売してますね。
このシュペルター、前にも一度作りましたが、KOG、バンドールとWSCキットを
作ったので続けてWSCキットを作りました。ただ、塗装は一般的にシュペルターは
まっ白なオフホワイトがネットで多いので、デザインズ1でカラーリングを
変更した淡く青みがかった薄いグレーに変更された塗装を再現します。
ではパーツ確認してバリを切って・・・



生活も変わらず圧迫されてるのでガンガン進行しますよ。
いつもと同じ事書きますが、これから作る人向けにも。

1:何度も見る光景ですが剥離剤の油分除去です。ガレージキットは
これをしないと始まりません。ボークスのキットは剥離剤使ってない
のですぐ作れるキット形態ですが、ボークス以外はほぼシリコン抜き
油分がついてるのでがっつり磨いて除去です。クレンザーとママレモンで
磨きに磨く。レジン全パーツ磨く。いつも通りに。

2:まずはパーツ油分除去完了。しっかり洗って水気を拭いた後、乾燥です。



3:キットはディモス機とカイエン機の選択でき、今回カイエン機を
作ります。後頭部に追加の装甲がつきますが、パーツはかなりの
段差、すきまができます。これは「仕様」と見て埋めないで、このまま
作るのもありですが(前にブログに出てるシュペルターがそう。
後頭部に分割線が見えてます)、今回はしっっかり整形して分割線も
段差も見えなくします。



4:パーツの気泡、段差、型抜きライン整形。いつもどおりキャスト片、
パテ、瞬着でしっかり埋めます。92年のキットだけあって「作るから
には覚悟してね、これプラモじゃないから」前提のアナカケ全開なパーツ。
前のKOG、バンドールと同じくがっつり直していきます。



5:このキットの肩装甲は前後に真ん中から分かれて、真ん中の
部分は見えます。かなりすきまができるので、キャスト板を接着して処理。

6、7、8:さきほどの後頭部の処理。キャスト片とパテでがっちり埋めて整形。

9、10:キャスト片をパーツのカケに接着して削り合わせた所。白い
部分がキャスト片で、透明部分が瞬着。ほとんどのパーツにカケアナあります。

11:手首は剣持ち、剣を手のひらでおさえた形、のばした左右の手首で
4つ付属。しかし「手のひらで剣をおさえた」手首は小指がかなりカケでいる
感じなので、キャスト片、パテをを接着して作り直します。

12:見えるかぎりのパーツのアナカケを直したら、洗剤で洗って
けずりくずの除去。次にサーフェイサーを吹くのでしっかり磨いて除去する。



キャスト71(うち2パーツはディモス機パーツなので未使用)
メタル9、洗剤で洗ってきれいに。青森といえ最近やっと室温が
5度6度になり、作業しやすくなってきました。



13:ガレージキットの守護神タミヤホワイトサーフェイサーをくまなく
吹いて乾燥させた所。いつもは両面テープで板にパーツ貼った写真とか
ありますが 撮り忘れてました(・・・。)サフ吹きの事はブログ内で
なんべんも書いてますねー(もういいですというくらい書いてるなあ?)。



14:今回はいつもより多く気泡処理について記入します。

というのも、動画などで「ガレージキットはプラモより簡単」なんて
言う話を見て、んなわけないだろと今一度ハッキリさせるために書きます。
実際、少し前にレッドとAT2体同時で作りましたがオージェの半分の
2週間弱でできてます。絶対ガレージキットの方がヤバいです。
ちなみにそのたまたま見た動画では、

気泡処理をしないで完成してました

・・・今のボークスのキットだから気泡がほとんどないのはわかるんですけど・・
ねえ。そりゃ今のボークスキットだけ作るならそれでいいけど、ワンフェスの
アマチュアイベントキットやこういう90年代のキットでは気泡埋めなしで
作るとずいぶん近くで見づらい事になります。 まあ それでも形状は
多少離れて見れば気にならない人も多いですが、自分の場合人の手に渡る事
前提なのでこういうのはしっかりやります。そういや気泡埋めをしっかり
やってる動画とかあんま見ない気がしますね。

写真はサーフェイサー後のパーツ。前回のバンドールをしのぐほどの
ばらまき気泡が見えてきます。これをすべて処理します。写真の
6パーツと、あと63パーツ(ああ・・・)。



15、16:足首の装甲。15の前側はサフの吹きだまりがあり、もちろん
サフで全パーツはざらざらです。16は後ろ側で、アナが多数あるので
瞬着をつけた所。

17、18:400-1000番の紙やすりでしっかり処理。パーツ表面が
てらてらしてるのは1000番で磨いたため。サフの塗膜がやすりでパーツに
すりこまれ、このように平滑な表面になります。微細なきずもすりこまれて
平滑になるので、サフが必要です。

19:腰の、装甲でほぼ見えない部分のジャバラ段差も段差づつやすりを
かけて平滑にします。正直、自分で作って飾るとしてそんな気にしないなら
ここまで処理しなくてもいいのですが、これは売・・・ひ 人の手に渡る前提
なのでしっかり磨きます。



20:腕の装甲パーツはかなり気泡があり、磨いた時にアナが
見えてさらに穴埋めも。GKではよくあるのでじっくり処理。
瞬着で気泡を埋める時、厚く塗られて固まった瞬着はパーツと
削りあわせづらいので、デザインナイフでパーツの表面近くまで
そぎ落とします。全部のレジンパーツこのようにやります。

21:腕装甲の前側、そいだ後。このようにパーツ表面ぎりぎりに
そぎ合わせます。パテやキャスト片ももちろんこうします。
後は紙やすりで滑らかに瞬着とレジン地をすり合わせて仕上げます。
 


22、23:20で磨いていたパーツで大きい気泡が下地から出てきたので
やむなく切り欠いてキャスト片を埋めて整形。色が白い部分が埋めたキャスト片。
ちゃんと平滑に処理されてるか確認する。

24~29:このように、まず「塗装できるパーツにするまで」で、
すでにかなりの作業を強いられます。これらの、それこそ1から書いた
作業はすべてプラモでは必要ありません。せいぜい昔のキットなら
貼り合わせパーツの分割消し程度です。よくパーツの形がもうできてる
からGKはらく、みたいに書かれてますがこの作業の現実をおそらく無視、
もしくは「いや、ほんとは俺作ってないけど言ってみただけなんだよね」
・・・的な感じではないかと思われます。

安易にGKはラクと書いて、「え、そうなの?」と買っちゃった人が
「なんだこれ?色もはじくし接着できないしへんなアナ多いし作れ
ないじゃん!」となるのを阻止するためにw自分はこういう事を
書いてます。この一連の作業、マスクしないとキャストのけずり粉を
くらうわナイフ作業多くて指をあやうく切りかけるわ、危険な事も
多いですが(この辺は昔のプラも似てますね)、ひとつひとつの
作業を「できあがってきたな」と楽しむ事が重要です。どうも
バンOイのプラなどはクラフトする楽しみはスポイルして、簡単に
作れるキットを売りにしてますが、こういうアドバンスドなキットも
挑戦しがいがあるものです。もっともっと上位の模型も山ほどあります
(帆船模型など)。プラよりらくではないですが、作る楽しさも
ひとおしですので、やはり所持していたら作る事をおすすめします!



30:メタルパーツ処理。前にバンドールやレッドミラージュでも書いたとおり
まずはバリ取り、スチールウール磨き、細かい目の紙やすり磨き。左が処理前で
右が処理後。WSCのキットは「ここがメタルだとうれしいなー」というパーツを
ナイスにメタルにしてくれる事が多く、この巨大な対のツノも磨き上げると
まさにシルバーナイト・シュペルターの名前どおりな仕上がりに。刀身もメタルの
時が多く、磨き上げて凄みのある表現に。やっぱWSCすげえわ・・・。



今回の塗装のスタメン選び。いわゆる作ってる本人しかわからん絵ですね(・・・。)
ガイアノーツの50ミリタイプのカラビンは使える!!EXホワイトとクリアーを
すんごい使うので、空瓶よくできる所に多めに使う調合した本体色を入れる。
使えるぞこの空瓶!ちなみに手前に見えるシュペルターホワイトは
・ガイアのEXホワイト+セミグロスホワイトに黒とクレオスの青を極少量
という調合です。本体色は多く使うので大きめのビンを確保しよう!



塗装開始。まずはマスキングしないでいい色を吹きます。
調合白、グレー、金を塗装。ちなみに金もガイアのブライトゴールド
まんまではないです。クレオスのクリアオレンジとイエローを
入れて多少明るい金色に調合してます。
しっかり乾燥後、マスキング開始。このキットの場合、筆塗りで
しかできない部分はおめめとごく小さいリタッチ箇所くらいしか
ないので見える色分けのパーツはすべてマスキング。肩とヘルメット、
胸がきびしいですマスキングw。
あと、前に作ったシュペルターはWSCの完成見本準拠で装甲の裏側は
グレーで塗り分けしなかったのですが、今回は肩の裏、腰の装甲裏も
すべてマスキングして塗り分けました。けっこーキビシイですっ・・・。



作業的に前後しますが、塗り分けマスキング前にも気泡やきずの
発見があれば瞬着をぬってやすりで磨いて直します。
繰り返しはガレージキットでよくある事です。プラモだと
ヒケ以外大しておかしくないのでこういうのもないですねー・・。



パーツで何度もマスクして塗装するのは、肩、ムネ、足。
特にムネは青、金、本体の白、関節グレーで4回マスクと
さらに銀で部分塗装もあり。じっくりマスキング、乾燥を
繰り返して進めます。

えー ここから時間がなく、突貫で進めたので写真が
ありません ・・・塗装したパーツ展開写真は撮りたかったなー・・・。

続きは文字のみですが、 ・・・いや、らくがきだけど絵で
説明する所をひとつ。写真撮る余裕なかったな~・・・。



 

ーという事である。
よく「こんな複雑なマスキングどうしてるかわからん」という
カラクリはエナメルとラッカーと仕上げのクリア吹きの
合わせ技で仕上げていきます。



一見、きれいにマスキングして紋章の赤を吹いているように見えて
細部のみ筆塗りだったりします。写真で筆目もないですよね。
うまくマスキング、というよりうまく「ごまかす」事が重要です。
これは何かで塗膜がはがれた時のリタッチでも同じですね。




WSC・シュペルターでした。
原型完成の日付がこのキットでも彫られていて、胴体の大きいムネ
パーツの腹部との接着面に1992、7と彫られています。
およそ30年。ここまで月日を経ても、他のロボットデザインの
追随を許さず、今もできのいいボークスのIMS、HSGKでこの
デザインがモデルキットで発売を続けていますね。
今や名前もデムザンバラ、機体もこれの面影がない、より科学兵器の
側面を強化した全身凶器かのようなデザインで、極限まで軽快に動き
盾で受けるよりかわして撃破してしまうゴティックメードに代わって
ますが、このシュペルターの評価が入れ替わりで落ちる事はまったく
ないと思います。たった3コマしかちゃんと絵がなくてもw。

キットは前回に作った時の通り飾れるキットで、もし所有してるなら
ぜひ作っていただきたいです が ・・・再販、しませんねー・・・。
作るとひとつづつ失われていく正規品WSCキット。なんだか星団暦
4100年以降の年表みたいすね。キットのまま持つ安心と喜びか
完成させてすっきり・・・というかキットを「開放(笑)」するか。
気泡も凄まじいし接着も難しいキットですが、最高レベルのキットで
間違いないので作るといい感じですよ~!ではっ・・・。

 

両手に武器を持つ状態を載せ忘れてました。こんな感じですっ・・・それでは!

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