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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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ボークス・SAV ファントム 完成

ボークス・SAVファントム完成しました。
まずは完成写真を。製作記事は後ろに。









背面のスタビライザーはプラ板で自作した追加のスタビライザーで、
キットでは1列9本から2列17本に増加。正面からでもマントを
下ろしたような密な重なりを見せます。







このように密に重なったマントのようなスタビライザー。
内側が自作スタビライザーで、頭部を差し替えで取り外しも可能。





一見、普通のデザイン画やボークス見本のナイアス機の塗装に
見えますが細部は「このほうがいいかな」と一部変えた塗装です。
ヒールのかかと基部の両側のユニットは黒を本体色にして細身の
足の見映えを多少軽減、胸や両腕装甲の小さいひし型の彫刻は
黒から金色に。









フェイス部分も多少作り直して、すっごいホネっぽいスカルフェイスに
しました。まぶたのあたりをレジン片で鋭い目つきに。こ、怖くしすぎ
ましたでしょうかっ!?すっごい見てますっ!





このように背面の自作スタビライザーも差し替え、両腕のべイルも
差し替え可能です。白よりのグレーの本体色のせいか、装備を外すと
全身赤色のファントムより細身に見えますね。赤のエナ機と同じ
べイルなしでも塗装で見映えが違いますね。



背景を白色で。けっこう本体白系でもわかりやすいすね。







スタビライザーはキット通常の1列の状態です。









恒例?の窓際撮影。秋晴れですねー 表のいちょうの葉も
黄色がかってきたかな。 ・・・何の報告?(・・・。)





今回はフラッシュ撮影がなぜか好調!いつもはベタッとした色に
うつるのに、不思議に今回は本体のグレーホワイトも反射しないで写ってます。





このフラッシュ撮影の色がかなり現物の色に近い つうかまんまです。
けっこうグレーですよね。もちろんあえて「白より」から外して
グレー系に調合して塗装してます。




SAV・ファントム完成でした。それでは製作記事いきますっ。






:細身に見えてかなりマッシブ。極めてよくできてるぞこのキット!

作る期間に通例や定期はないですが、だいたい毎月1機とか
完成してます。しかし今回一ヶ月オーバーです。実の所2機
作ってましたが、もう一つについての所存は平に。
今回は前の予告どおりボークスのファントムです。





メーカーの見本はこんな感じ。
今やツイッターとかネットのFSSキットの最前はGTM・バーガハリの
完成例やおそらくポリゴンデータのデジタルレジン原型のスクラッチ
であるGTMが好まれていて、MHは「まだそっちなの?」-と思われ
たりしそうですが ま 今までキットを購入し続けて作らんでハイ次
ハイ次、昔買ったヤツはどうでもいいや -とも自分はいかんので
(経済的な理由からも・・)、ファントムです。

「もう多くネットで完成見てるし・・」と一番に思われる機体ですが、
以前。茨城に数年住んでた話を書きましたが、よく秋葉原のラジオ館
6階のボークスに行ってました。なにげなしに今日も完成品ながめよう
かなーと寄ったら、これの完成、後日各模型誌に掲載されるメーカー
完成品が、飾ってあってキットが売られてたのです。

ともかく。その場に貼りつきました。じぃーーーーーーっと見て、
しばらく動けなかったのを覚えてます。当時、ボークスのSSSシリーズを
好む自分は「FSSのキットに2万はちょっと出せないよなあ」という
感じでしたが、これをじわーーっと見つめたあと、ATMにあんまない
預金から即2万おろしにラジオ館から出て、戻って買いました。
予定になかったんですよ!?このキット買うとか。2万もそんな出せる
額じゃないのに!そのくらい動かされたキットです。

ともかく。現物です。やばかったです。後日も飾ってる完成をみつめて
「強そう、繊細、全身のミゾがすごい、けっこう細身に見えてぶっとい径の
足がステキ、なにより、なんだこの緊張感はっっ!! ファントム、
しゅごいっきゃ」-と見まくりな状態でした。正直、もう多くの人のこれの
完成品をネットでFSSファンは見てる感じですが、ではなぜ何度も。そう、

「一人が2機、3機と白、赤、黒のファントムまで作っちゃう人が多いのか」

というのはちゃんと理由があります。
あまりにカッコよすぎて、飾り物として優秀で結構作るのに
面倒なキットなのに、どうしても並べたくなったからですよね。

つまり。このキット期待してもいいぞ!ボークス傑作キットに
数えて文句なし。ほんと飾れるキットです!

作る方針としては、このイメージです。直立の、正面から見たファントム
を見て思ったのはこの姿です。



勝手に絵をのせてすいません。何かあらば削除します。
この、ウィザードリィの「狂君主」レイバーロード。
直立で剣を下に構え、闇の迷宮内で狂気の目で立ちふさがる緊張感。
この感じ。これをファントムに感じるので、これに近づけるために
・背面をスタビライザーをマントのように多く見せる改造
・目も狂気を宿した、「理屈通じない系」なwすんごい怖い目に改造
など考えました。他に足を多少広げるなどで、完成した姿は



どうでしょ。写真は多少絵によせて暗くしただけです。
似た雰囲気出てますでしょうか。
眼前に現れる、野獣のような狂気を思わせる仁王立ちの狂剣士。
正直、ファントムは悪役に乗って欲しかったのはありますね。
狂乱の貴公子、デコーズワイズメルに似合う機体だと思うんですよね。
本編では乗ったのは全員女性騎士で、マドラさんは確かにイカれた
キャラで似合うんですが狂騎士の女性 ・・あんま怖くないかなやっぱ
(発言で気を悪くしたらゴメンね)。今からでも乗ってみませんか
デコーズさん!? アッもうGTMダッカスに乗り換えてましたね
(・・・・・。) その 製作記事いきますっ・・。(長いぞ!!)
 
 
 
 
 


1:毎回ですけどまずはママレモン+クレンザーで磨きます。
このようにランナー状態でみがくとらくだけど部品の紛失には
注意です。一応、ボークスのキットは離型剤は使ってないので
磨かなくても作れる事を明記します。




2:2000年代の成型がいいキットといえ、気泡はあります。前回の
海洋堂キットみたく拷問穴埋め作業な穴だらけでは全然ないので、少ない
気泡なぶんできる限りしっかり穴埋めです。



まだ穴埋め中ですがこんな数です。やはりボークスのパーツは優秀だ。
前回のテンプルはほぼ全パーツなんかやったのに。成型がいい!
 
  

4~7:前文に書いた通り、フェイスなど改造です。
このファントムのフェイス、文句なく設定画まんまで大満足
なのですが ・・なんつうか、すっごい怖い目ではないんですよね。
顔の下のヒゲみたいなパーツと目つきがちょっと丸っこくて、
タコさんみたいなかわいさが。これは通常やる必要がない改造ですが、
コミックのフェイスみたくこわめな顔が思ってる作りたい顔なので
レジン片をマユゲ付近に接着、ホネっぽい造形にしていきます。



8~10:背面スタビライザーの新造です。
これもやる必要はない改造のひとつですが、作りたい姿のファントムの
背面が1列9本でさびしいなと思ったので2列17本まで増加しました。
差し替えで取り外しも可能に作ります。
1ミリプラ板をキットのスタビライザーの幅に切り予備も含め10本以上
切り出して整形。ただ、作った後でいえる事ですが1.5ミリのプラ板の
ほうがいいです。9の光る机はトレース台。10のように白いプラ板を
キットにあわせて、ペンで彫刻を切り出すあたりをつけてナイフで整形。
一本一本やるので時間はかかります。もちろん数本失敗もしています
(11の下の2本)。




11が番号間違えで2度目ですが平に。タミヤホワイトサーフェイサーを
全パーツに吹いて乾燥、パーツ整形中の写真。サフの後はざらざらなので
いつも通り全パーツ磨きます。小さいあごのパーツもしっかり磨く。



12:新造したスタビライザーもサフ後にまとめてユニット状態に作る。
まずはキットパーツを見本にまとめる基部をプラ板に描く。

13:プラ板を2枚切り出してまとめてはさんで接着、すきまも
プラ材でうめる。細かいすきまは瞬着でうめて、乾燥後整形。




14、15:まだ途中ですがキットパーツと新造部分。新造は本数を
1本少ない8本にして2列の時に重ならないように調整する。

16:整形、サフなどコスッてコスッてコスリまくってこのように
毎回数枚の紙やすりを使用。ガンプラは合わせ目すらほぼないので
紙やすりも数片ですむという。うらやましいっ・・。




17,18:整形完了、全パーツ削りくずなどをママレモン洗いで
洗浄、乾燥。乾燥後も全パーツを見渡して数箇所整形し直す。

19:全パーツのブラシ塗装準備。いつもどおり大きめのクリップ、
両面テープの薄板などに設置して前準備。本体色も多めに調合して
用意、関節色など塗装のスタメンも決める。




本体色、関節色を全身に吹いて乾燥後にマスキング、銀、黒+紫
など吹き分け。特に両腕のべイルは複雑なピエロ顔のマスキング
も含め3回マスク吹きするので吹いて乾燥、と根気よく。



20:このキットでの最重要な作業、全身のミゾの塗装。
いくつか塗り方があると思います。「ガンダムマーカー
など、細い塗料ペンを使う」「エナメル塗料を筆塗り、
溶剤でスミ入れを落とす要領で」「地道にマスキング」
あたりと考えました。地道にマスキングにしましたが、
理由は写真のとおりテープを「凹の内側の両壁面」まで
つまようじやタミヤ調合スティックなど細かい折り目を
つけれる先端をもつ用具で丁寧に全パーツ分マスクします。

正直、これをやりたくなくてこのキット塗りであきらめる人も
出るかも、ですが、このやり方は一例です。別にガンダムマーカー
でミゾを塗る一番楽なのでもいいと思います。単純にちゃんと
マスクしてミゾにもラッカーで塗装したかっただけです。

21:ミゾのマスクもやばいですが、このファントム。なぜか
所有する刀剣が、FSSのロボでも屈指の複雑な塗り分けです。
これも筆塗りでやりすごすか自分みたく全部マスクでやり切るか
どっちでもいいと思います。結構塗り直しも出る計算で考えると、
マスクを根気よく乾燥、マスク、吹くを繰り返したほうが早い
とは思います。



22:マスキング吹き完了、スミ入れ。今回ももちろん濃い
グレーの関節部分もすべてエナメルのセミグロスブラック+
白少々でくまなく彫刻の凹に塗り込み、乾燥後に溶剤でスミ落とし。
下の写真は細部のべイルのピンクの星など筆塗り後に、はみ出し
などリタッチ部分はないか全パーツ箱に分けて検分している所。



23:FSSキットの製作講座などで、パーツの接着については
「塗料を塗ったパーツ同士をそのまま液体瞬着で接着」している
のを見ます。正直、『自分の部屋から出さない』『部屋から持ち
出して展示会などに自分で丁寧にもっていく』など、自分で飾る
ならこの接着でいいのですが 『人に渡す事が前提』 なら、
配送の車内でガッタガタ揺れる程度に耐久できる強度の接着が
必須です。なので、できる限り細部まで接着面の塗料はけずり、
金属線を軸打ち接着します。胴体と肩など大きい面はもちろん
2液エポキシなどでびっちりと接着。

24:股間部分と両足の付け根の接着。このように股間の
接着面両面を金属線で貫通してがっつり軸打ち接着。
見えづらいけど真ちゅうとアルミ線、2本を上下で貫通してます。



最後近い腰回りの装甲の接着部分塗料をけずる作業前に
写したもの。キットの説明書では順番が書いてませんが、
もちろん両足を接着した後に腰回りの装甲を接着する。
いやー ここまで塗って立てた時はほんと精密な彫刻と
腰の複雑緻密な骨格構造ににっこりでしたよ。これはっ・・!
と、当時のボークス6階で完成を見た「あれ」がよみがえるっ・・!
「あれ」とは なんつうか「おおおっ・・!」と心の声が出ちゃう
感じのやつです。ワンフェス会場のお客さんがよくやってるヤツのw

 

25:もちろん塗装吹きの時にダマができたり、大きいほこりが
塗膜に密着してエナメル溶剤の綿棒でも落とせないなど見過ごせない
塗装部分は1200番など目の細かいタミヤの紙やすりでけずり
落として再ブラシ塗装する。

26:このようにミゾにもマスクして、関節部分などに本体色を
吹かないようにマスクして吹く。全身にパール、そしてクリアを
吹く時も生乾きのクリア塗膜をさわって指紋がつくとけずり落として
再塗装しかないので、最後の最後まで注意深く吹きます。


横入り・唐突に記載:スミ入れ、スミ落としについて:



FSSキットではけっこうミゾや彫刻にスミ入れしてない完成も
よく見て、理由は作者がスミ入れをあんましてほしくない、なんか
情報が増えるのがイヤ、子供っぽいとかさまざま出てますけど
自分はやったほうが見映えがよくなり、飾り物として高度になるので
ムリに装甲のデコボコまではそうスミ入れしませんが原型師が刃物で
スジ彫りを彫刻している所は、ちゃんと全体の見映えに狙いがある
場合がほとんどなのでスミをきっちり入れます。
上は一例として、サイレンF型のスケイルアーマー部分。

1・まずできるだけウロコ装甲のつなぎ目のミゾをなぞってエナメルの
  黒+白少量を塗る。
2・乾燥させてエナメル溶剤で拭き落とし。まだ一回目なのでザツに
  黒がありますね。
3・ウロコ部分をできるだけ狙って綿棒+溶剤で落とした所。
  ミゾは黒く残るように注意しながらスミ落としします。

完成するとちゃんとスジ彫り彫刻が装甲の分割や機構にそった意図が
あるのもわかる事があり、メカモデルの完成を引き締めます。
スジ彫り、いいぞ! (唐突になぜスジ彫りの話・・?)

 

大きさはこんな感じ。なんつうかそびえ立ってますね右側。
ツノまで30cm近い迫力のキットです。頭頂高でも相当大きめ
だぞ!飾り応えは十分です。






ボークスの2000年以降のキットはエンゲージSR1あたりからSAVの
指針が「親切なパーツ分割」「作りやすさ、塗りやすさ」を徹底して
作りこまれていて、このファントムはその最初の新生SAVのフラッグ
キットと見てもいいと思います。確かこれが2004年で、ルミナスや
エンゲージが2006年でした。とはいえ、尋常じゃない関節の繊細な
作り込みやデザインそのものの塗装のやりづらさでファントムは難易度は
高いほうのキットではあります。
しかし多くのファンが3色、3機揃えて作ったりするくらいに魅力をもつ
とてもできのよいキットなのは確実で、キット作った自身もそうです。
もしキットを所有してましたら、ぜひ作っていただきたい。というか
ボークスが再販したら ・・・FSSファンは買いなさい(なぜ命令!?)。
し 失礼しましたが、これはキットファンならぜひ作って並べていただき
たい。よくできてますから!少なくともキット代2万+税、後悔は
させない出来です。ホーンドミラージュやSAVバッシュ・ザ・ブラックナイト
と同じく、自分では傑作キットでした!
 
 





立ちふさがる立体視の狂剣士・・いや、MH・ファントム!!
しかし今回はこの立体感が狂ってる!すいませんっ・・
あんま長く交差で見ないでね。目を悪くするかもですから・・。




 



なんか今回もうひとつ立体感出なかったです。・・え?毎回
でしょって? ・・・・・。 ではっ・・。

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