忍者ブログ

マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

WSC・シュペルター完成 製作記事あり

WSC・シュペルター完成です。記事後半は製作を記入します。
 まずは完成した写真を。





キットには手首4種、カイエン、ディモス機選択の
オプションパーツも付属しているのでカイエン機で
製作、オプションもすべて作って差し替え可能に
しました。剣を杖のようにささえるポーズも抜刀した
メタル製の刃の剣を持つ手首も交換可能。また、
カイエン機は本来はあごのガードは付きませんが
メタルパーツで付属しているので塗装して両面テープ
止めで付け替え可能にしました。



 

Akd.1000・シリアルNo:Aa-X-4037「ミラージュX」
シュペルター。まさにその名前どおり、2対の角と
背面の装甲で巨大な「X」を見せるデザインです。





正面。ここから見ても角と開いた両足で巨大な「X」に見える。
よくできたデザインですよねほんと。







フラッシュ撮影です。本体の色は従来の設定画の白まんまでは
なく、「デザインズ1」で新たにカラーリングが変更された
ややブルーグレーがかった白色で塗装しました。ややグレー
がかった配色で、FSS別冊「クロニクル」表紙の淡いブルーの
最初期に発表されたシュペルターの色に近いですね。




これもフラッシュ撮影です。この記事ではこの2枚がフラッシュです。



 

背景を白で撮影。こっちのがよく本体のややブルーグレーがかった
色がわかりやすいですね。ネットに多く出ている、まっ白な
シュペルター完成写真と見比べると淡く青みがかってます。









 
 真上から見た頭部。カイエン機の後頭部のなだらかな流線型で
頭部がひし形に見え、KOGシリーズならではの見映えに。
真ん中のレーリングモールドも精密に刻まれてますね。
 
 
アップ。両脇のエングレービングがかった彫刻はWSCならではの
精密な彫刻。引き締められた意思を感じる目の表現もさすがWSC。

 

大きいメタルパーツの対のツノは、磨いた金属地にプライマーを
塗ってクリアー塗装したものでシルバーを塗装しない、メタル地の
ままです(差し替えの剣持ち右手も)。金色のみ塗装。メタルの
重厚な金属の質感、顔のガードのシルバーと比べるとざらっとした
重そうな金属地がいい見映え。重いメタルパーツなのでしっかり
軸入れ接着です。

 

このように付属するオプションは顔のガードも含みすべて
差し替え可能。カイエン機でつく両腕のひじ装甲も
0.5ミリ金属線で差し替えできます。



恒例?な窓の側で撮影。やっと雪がなくなってきたよ!もーーー降るなっ!





毎回逆光でシルエット写真になってますけど、作った光源の撮影ではない
本当の「部屋に飾ってるだけの写真」はその完成品の真実そのものです。
作った光源撮影だと意外に現物の色が暗かったり写真と現物に差異がでる事に。

  
 

シュペルター完成写真でした。では製作記事ですっ。




:完成度はトップクラスながら作るのは相当厳しいぞこのキット!



今回はワークショップキャストのシュペルターです。
FSSのキット作例集の別冊・電気騎士伝説での原作者インタビューでは
「生嶋さんのシュペルターなんてどこけなせばいいんだコノヤロー(笑)ってね」
とあり、以後現在でもWSCのシュペルターが最高、とFSSキットファンの
作った方の感想を見ます。ちなみに上記のインタビューでヤクトミラージュの
話をこのキットの原型氏さんと話をしていて、連載時はもっと複雑になるよと
聞いてアタマかかえる記述もありますw93年の別冊なんで、その6年後の
99年には見事にガレージキット市場で2021年現在でも文句なしの頂点に
立つキット、ツインタワー・ヤクトミラージュ完全装備版を発売してますね。
このシュペルター、前にも一度作りましたが、KOG、バンドールとWSCキットを
作ったので続けてWSCキットを作りました。ただ、塗装は一般的にシュペルターは
まっ白なオフホワイトがネットで多いので、デザインズ1でカラーリングを
変更した淡く青みがかった薄いグレーに変更された塗装を再現します。
ではパーツ確認してバリを切って・・・



生活も変わらず圧迫されてるのでガンガン進行しますよ。
いつもと同じ事書きますが、これから作る人向けにも。

1:何度も見る光景ですが剥離剤の油分除去です。ガレージキットは
これをしないと始まりません。ボークスのキットは剥離剤使ってない
のですぐ作れるキット形態ですが、ボークス以外はほぼシリコン抜き
油分がついてるのでがっつり磨いて除去です。クレンザーとママレモンで
磨きに磨く。レジン全パーツ磨く。いつも通りに。

2:まずはパーツ油分除去完了。しっかり洗って水気を拭いた後、乾燥です。



3:キットはディモス機とカイエン機の選択でき、今回カイエン機を
作ります。後頭部に追加の装甲がつきますが、パーツはかなりの
段差、すきまができます。これは「仕様」と見て埋めないで、このまま
作るのもありですが(前にブログに出てるシュペルターがそう。
後頭部に分割線が見えてます)、今回はしっっかり整形して分割線も
段差も見えなくします。



4:パーツの気泡、段差、型抜きライン整形。いつもどおりキャスト片、
パテ、瞬着でしっかり埋めます。92年のキットだけあって「作るから
には覚悟してね、これプラモじゃないから」前提のアナカケ全開なパーツ。
前のKOG、バンドールと同じくがっつり直していきます。



5:このキットの肩装甲は前後に真ん中から分かれて、真ん中の
部分は見えます。かなりすきまができるので、キャスト板を接着して処理。

6、7、8:さきほどの後頭部の処理。キャスト片とパテでがっちり埋めて整形。

9、10:キャスト片をパーツのカケに接着して削り合わせた所。白い
部分がキャスト片で、透明部分が瞬着。ほとんどのパーツにカケアナあります。

11:手首は剣持ち、剣を手のひらでおさえた形、のばした左右の手首で
4つ付属。しかし「手のひらで剣をおさえた」手首は小指がかなりカケでいる
感じなので、キャスト片、パテをを接着して作り直します。

12:見えるかぎりのパーツのアナカケを直したら、洗剤で洗って
けずりくずの除去。次にサーフェイサーを吹くのでしっかり磨いて除去する。



キャスト71(うち2パーツはディモス機パーツなので未使用)
メタル9、洗剤で洗ってきれいに。青森といえ最近やっと室温が
5度6度になり、作業しやすくなってきました。



13:ガレージキットの守護神タミヤホワイトサーフェイサーをくまなく
吹いて乾燥させた所。いつもは両面テープで板にパーツ貼った写真とか
ありますが 撮り忘れてました(・・・。)サフ吹きの事はブログ内で
なんべんも書いてますねー(もういいですというくらい書いてるなあ?)。



14:今回はいつもより多く気泡処理について記入します。

というのも、動画などで「ガレージキットはプラモより簡単」なんて
言う話を見て、んなわけないだろと今一度ハッキリさせるために書きます。
実際、少し前にレッドとAT2体同時で作りましたがオージェの半分の
2週間弱でできてます。絶対ガレージキットの方がヤバいです。
ちなみにそのたまたま見た動画では、

気泡処理をしないで完成してました

・・・今のボークスのキットだから気泡がほとんどないのはわかるんですけど・・
ねえ。そりゃ今のボークスキットだけ作るならそれでいいけど、ワンフェスの
アマチュアイベントキットやこういう90年代のキットでは気泡埋めなしで
作るとずいぶん近くで見づらい事になります。 まあ それでも形状は
多少離れて見れば気にならない人も多いですが、自分の場合人の手に渡る事
前提なのでこういうのはしっかりやります。そういや気泡埋めをしっかり
やってる動画とかあんま見ない気がしますね。

写真はサーフェイサー後のパーツ。前回のバンドールをしのぐほどの
ばらまき気泡が見えてきます。これをすべて処理します。写真の
6パーツと、あと63パーツ(ああ・・・)。



15、16:足首の装甲。15の前側はサフの吹きだまりがあり、もちろん
サフで全パーツはざらざらです。16は後ろ側で、アナが多数あるので
瞬着をつけた所。

17、18:400-1000番の紙やすりでしっかり処理。パーツ表面が
てらてらしてるのは1000番で磨いたため。サフの塗膜がやすりでパーツに
すりこまれ、このように平滑な表面になります。微細なきずもすりこまれて
平滑になるので、サフが必要です。

19:腰の、装甲でほぼ見えない部分のジャバラ段差も段差づつやすりを
かけて平滑にします。正直、自分で作って飾るとしてそんな気にしないなら
ここまで処理しなくてもいいのですが、これは売・・・ひ 人の手に渡る前提
なのでしっかり磨きます。



20:腕の装甲パーツはかなり気泡があり、磨いた時にアナが
見えてさらに穴埋めも。GKではよくあるのでじっくり処理。
瞬着で気泡を埋める時、厚く塗られて固まった瞬着はパーツと
削りあわせづらいので、デザインナイフでパーツの表面近くまで
そぎ落とします。全部のレジンパーツこのようにやります。

21:腕装甲の前側、そいだ後。このようにパーツ表面ぎりぎりに
そぎ合わせます。パテやキャスト片ももちろんこうします。
後は紙やすりで滑らかに瞬着とレジン地をすり合わせて仕上げます。
 


22、23:20で磨いていたパーツで大きい気泡が下地から出てきたので
やむなく切り欠いてキャスト片を埋めて整形。色が白い部分が埋めたキャスト片。
ちゃんと平滑に処理されてるか確認する。

24~29:このように、まず「塗装できるパーツにするまで」で、
すでにかなりの作業を強いられます。これらの、それこそ1から書いた
作業はすべてプラモでは必要ありません。せいぜい昔のキットなら
貼り合わせパーツの分割消し程度です。よくパーツの形がもうできてる
からGKはらく、みたいに書かれてますがこの作業の現実をおそらく無視、
もしくは「いや、ほんとは俺作ってないけど言ってみただけなんだよね」
・・・的な感じではないかと思われます。

安易にGKはラクと書いて、「え、そうなの?」と買っちゃった人が
「なんだこれ?色もはじくし接着できないしへんなアナ多いし作れ
ないじゃん!」となるのを阻止するためにw自分はこういう事を
書いてます。この一連の作業、マスクしないとキャストのけずり粉を
くらうわナイフ作業多くて指をあやうく切りかけるわ、危険な事も
多いですが(この辺は昔のプラも似てますね)、ひとつひとつの
作業を「できあがってきたな」と楽しむ事が重要です。どうも
バンOイのプラなどはクラフトする楽しみはスポイルして、簡単に
作れるキットを売りにしてますが、こういうアドバンスドなキットも
挑戦しがいがあるものです。もっともっと上位の模型も山ほどあります
(帆船模型など)。プラよりらくではないですが、作る楽しさも
ひとおしですので、やはり所持していたら作る事をおすすめします!



30:メタルパーツ処理。前にバンドールやレッドミラージュでも書いたとおり
まずはバリ取り、スチールウール磨き、細かい目の紙やすり磨き。左が処理前で
右が処理後。WSCのキットは「ここがメタルだとうれしいなー」というパーツを
ナイスにメタルにしてくれる事が多く、この巨大な対のツノも磨き上げると
まさにシルバーナイト・シュペルターの名前どおりな仕上がりに。刀身もメタルの
時が多く、磨き上げて凄みのある表現に。やっぱWSCすげえわ・・・。



今回の塗装のスタメン選び。いわゆる作ってる本人しかわからん絵ですね(・・・。)
ガイアノーツの50ミリタイプのカラビンは使える!!EXホワイトとクリアーを
すんごい使うので、空瓶よくできる所に多めに使う調合した本体色を入れる。
使えるぞこの空瓶!ちなみに手前に見えるシュペルターホワイトは
・ガイアのEXホワイト+セミグロスホワイトに黒とクレオスの青を極少量
という調合です。本体色は多く使うので大きめのビンを確保しよう!



塗装開始。まずはマスキングしないでいい色を吹きます。
調合白、グレー、金を塗装。ちなみに金もガイアのブライトゴールド
まんまではないです。クレオスのクリアオレンジとイエローを
入れて多少明るい金色に調合してます。
しっかり乾燥後、マスキング開始。このキットの場合、筆塗りで
しかできない部分はおめめとごく小さいリタッチ箇所くらいしか
ないので見える色分けのパーツはすべてマスキング。肩とヘルメット、
胸がきびしいですマスキングw。
あと、前に作ったシュペルターはWSCの完成見本準拠で装甲の裏側は
グレーで塗り分けしなかったのですが、今回は肩の裏、腰の装甲裏も
すべてマスキングして塗り分けました。けっこーキビシイですっ・・・。



作業的に前後しますが、塗り分けマスキング前にも気泡やきずの
発見があれば瞬着をぬってやすりで磨いて直します。
繰り返しはガレージキットでよくある事です。プラモだと
ヒケ以外大しておかしくないのでこういうのもないですねー・・。



パーツで何度もマスクして塗装するのは、肩、ムネ、足。
特にムネは青、金、本体の白、関節グレーで4回マスクと
さらに銀で部分塗装もあり。じっくりマスキング、乾燥を
繰り返して進めます。

えー ここから時間がなく、突貫で進めたので写真が
ありません ・・・塗装したパーツ展開写真は撮りたかったなー・・・。

続きは文字のみですが、 ・・・いや、らくがきだけど絵で
説明する所をひとつ。写真撮る余裕なかったな~・・・。



 

ーという事である。
よく「こんな複雑なマスキングどうしてるかわからん」という
カラクリはエナメルとラッカーと仕上げのクリア吹きの
合わせ技で仕上げていきます。



一見、きれいにマスキングして紋章の赤を吹いているように見えて
細部のみ筆塗りだったりします。写真で筆目もないですよね。
うまくマスキング、というよりうまく「ごまかす」事が重要です。
これは何かで塗膜がはがれた時のリタッチでも同じですね。




WSC・シュペルターでした。
原型完成の日付がこのキットでも彫られていて、胴体の大きいムネ
パーツの腹部との接着面に1992、7と彫られています。
およそ30年。ここまで月日を経ても、他のロボットデザインの
追随を許さず、今もできのいいボークスのIMS、HSGKでこの
デザインがモデルキットで発売を続けていますね。
今や名前もデムザンバラ、機体もこれの面影がない、より科学兵器の
側面を強化した全身凶器かのようなデザインで、極限まで軽快に動き
盾で受けるよりかわして撃破してしまうゴティックメードに代わって
ますが、このシュペルターの評価が入れ替わりで落ちる事はまったく
ないと思います。たった3コマしかちゃんと絵がなくてもw。

キットは前回に作った時の通り飾れるキットで、もし所有してるなら
ぜひ作っていただきたいです が ・・・再販、しませんねー・・・。
作るとひとつづつ失われていく正規品WSCキット。なんだか星団暦
4100年以降の年表みたいすね。キットのまま持つ安心と喜びか
完成させてすっきり・・・というかキットを「開放(笑)」するか。
気泡も凄まじいし接着も難しいキットですが、最高レベルのキットで
間違いないので作るといい感じですよ~!ではっ・・・。

 

両手に武器を持つ状態を載せ忘れてました。こんな感じですっ・・・それでは!

PR

Copyright © マイナーキッツ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

プロフィール

HN:
こーじ
性別:
非公開

カテゴリー

P R

フリーエリア

アクセスカウンター
アクセスカウンター
アクセスカウンター

ブログ内検索

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31