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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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ワークショップキャスト ナイトオブゴールド Joker3100 完成 (製作記事あり)

ワークショップキャスト・ナイトオブゴールドJOKER3100、
完成です。製作記事は完成写真後にあります。まずは完成写真を。



 



 



FSSのキット作例最高の書籍、ホビージャパン別冊「電気騎士伝説」の表紙を
飾った、未だFSSモデルファンからはナイトオブゴールド最高作と呼ばれる
WSC版KOG。92年発売、25000円。およそ当時では驚愕の高額キットで
ありながら、その完成度、本編5巻あたりまでとデザイン集・3100の絵からも
常軌を逸した、原型氏のオリジナル解釈が炸裂した凄まじい全身の彫刻。
今出ている、KOGのキット達はすべてこのWSC版KOGの影響をうけてます。
背面の複雑極まる配置、頭部彫刻、装甲裏の表現など、このKOGから始まってます!





 













































フラッシュで撮るとこんな感じ。いやー 正面から見た頭部のひし形が
本編1巻最後の対決シーンの正面絵そのもの。アップだと1巻表紙に
近いという。よくできてる。









それでは製作記事です。

 

今回はワークショップキャストのナイトオブゴールドです。


WSC、ナイトオブゴールド。模型誌モデルグラフィックで
こういう解説もあります。

「記念すべき生嶋氏独立第一弾キットにして旧設定版KOGの決定版キット。
その後のMHモデルの『マイルストーン』である。」(MG2002、4月号)

マイルストーン。意味は路上距離用語ですが、広義としては
歴史においての事件、そこから始まった事、変換位置。
つまりこのキットがFSSの造形のあり方を「変えた」のであり、
以後の造形はこのKOGに追従している、という意味での
模型誌での意見ですが。

これは完全に当たっていて、このKOG以前と以後を見るとすぐわかります。
前から「ワークショップはFSSの本編や設定にないモールドや
オリジナル造形がよく入っていて
、作者をうならせるほどだぞ」と
 書いてますが、このキットに至っては完全に常軌を逸してます。
このキットがなかったら ・・・間違いなく今のFSSモデルの様相は
違うものになっていたのではないでしょうか。少なくともKOGに関しては。

 


出た当時のMGでの特集でも、やっぱビックリしたと記事で書いてます。
つーかFSSちゃんと知ったのはこのキット出たずっと後なんですが、
その時代でもすげービックリしました写真見て。よくこんな形状の
デザインをパテとかプラで作れるな、と。前置きうるさくてすいません、
では製作です。



92年のキットで、レジン成型の名門RCベルグでの成型レジンですが、
この時代。さすがに気泡、ズレはかなり多いです。それでも同時代の
か・・・いえなんでもないですが、よそに比べるとわりといい方です。
とはいえ「一人前のパーツに仕上げるまで」は、丁寧な積み重ねが
必要になります。そりゃお手上げでキット状態でオクに出す人も
よくいるわな、と思うw。ホントキャスト100、メタル8パーツ全部
何かしてますから。

1・バスター砲基部のパーツ。薄い部分の気泡は薄皮状態なので、
貫通して延ばしランナーをさして整形します。

2・全パーツ何かありますw。カケはそうでもないですが、
パーツの「ふち」に気泡穴が多いので切り欠いて、レジン片を
接着して整形。いつもどおりすね。

3、4・下腕装甲。かなり気泡が多く、延ばしプラやレジンや
瞬着で丁寧に埋めて整形します。



5,6・このような最近のパーティングラインすらないプラモで
慣れてしまった人が作ろうとするとあきらめてしまうような
凄まじい段差もきっちり整形。1パーツ1パーツ丁寧に。
25000円もしたキットですし。

7,8・足のモールドはもともと途切れぎみに成型されているので、
まずデザインナイフを弾性のある定規やまっすぐなペラペラの金属板を
足の曲面にあてて、すっとナイフをモールドに引き、そこにそって
エングレーバーで彫り直し。写真でみるとこのパーツしかやってない
ように見えるのがいいすねw。ほとんどのパーツを彫ってます。



9,10,11・気泡処理に集中してあんま写真とってなくて、多少
飛びがちですがレジン片処理中、処理作業終了して、パーツの剥離油分
を洗剤で磨いて落としている所。108パーツ終わる頃は水で両手が
低温で力入れて指痛くなってますが FSSキットだといつもですね(ああ・・)。



12,13・メタルパーツ磨き。スタビライザー(ひもみたいなヤツ)の右が
スチールウールで磨いた所。左と比べると効果がわかりますね。さらに1000番
など細かい目の紙やすりで磨いて仕上げていきます。これから作る人向けに
書くと、

スタビライザーは激烈に細くてマジでちょっと力いれてまげると即ポッキリ
なので、必ず。必ず力は入れないで作業して下さい!自分はこういうメタル
パーツになれてるからとれたりしなかったけど、やっぱ最初の頃は何度か
ちぎれたりしました。高いキットなので、力を入れず丁寧に!!

14,15・ここだけ特殊な つーかどうでもいい場面になりますが一応。
パーツですが、108と書きましたがなぜかバスター砲のハネが一枚入って
なくて、この段階になるとキットの落度か自分がなくしたか不明なので
(しっかり見ろ!!)あった気がしたけどな~・・ と探しても探しても
見つからないので ハネくらいなんで自作。こんな程度の事でも、オクの
ガンプラ完成出品だと「徹底改修しました」とか平気で売り文句謳うから
恐ろしいすね。なんでもないじゃないですかレジンからハネ作るくらい。
むしろ気泡や成型や接着のがヤバいすよ確実に。自分はオクでそんなん
書きませんよ!・・それはいいとして、このように作ってさー4枚ハネつけるかと
見てみると なんかおかしいんですよね。・・・これ。ハネ3枚じゃね?

 

ーといった訳で、自分は「電気騎士伝説の表紙のWSC・KOGを
再現したい」ので3枚としました。なので ・・・自作したハネ、ムダに
なりました・・・ああ・・。

 
16・タミヤホワイトサーフェイサーをくまなく吹きます。ただし
スジ彫りが埋まらないように、「だれ」ができないようにちゃんと
距離をとって、短く何度も吹きます。
17、18、19・サフ後に見つけた気泡を再度処理。
見えづらい穴もしっかり探して瞬着、のばしプラなどで整形します。



20、21・2度目気泡処理後、再度けずりくずなどを洗剤で洗浄。
しっかり乾かして今度こそ大丈夫かよく見ます。

22、23・背面の放電板(でしょうか)は、確かウェーブの1/144
KOG3100とこのWSCと、ほぼ同時に付き始めたはずです。
ウェーブはメタルパーツの細い板まんまですが、木の葉の彫刻や
裏側まで彫刻を入れたのはWSCからのはずです。それ以外にも、
本編5巻のオーバー7777版の頭部彫刻をいち早く取り入れ、なおかつ
さらに精密に多くの彫刻を施しているのもこれが最初。この彫刻を
この後出たキットがすべて周到してます。ゆえに、マイルストーンと
呼ばれていると思います。ただ、キットのパーツは22のように
かなり湾曲していて、ねじりが交差までしてます。実の所、この
ねじりは結構正しく、23でのWSC見本でも下の端がくっついてます。
・・・さすがにこれは離したほうが決まりがよさそうなので、放電版は
ドライヤーで温めた後、角度を変更してわずかに離して接着します。



24~27・マスキング開始。肩の紋章は、ネットで見るWSC完成は
「赤一色」が多いですが、今回はWSC見本を再現したいので描き込み
塗装します。まずはマスクして水色を吹きます。他の胴の黒鉄色や足の
赤ラインなどマスキングして仕上げます。



28~31・肩口のペイントです。4枚全部描き込みます。赤一色なら
マスクして吹いて終わりですが ・・やります。見本の塗り込みをやりたいし。
まずマスクした水色に一段濃い青、目をわずかに紫がかった白を塗ります。
次にカーテンをオレンジ+赤、薄く黄色でハイライト、窓を水色で描き込み。
目を中心を赤、外側一段をオレンジに塗ります。右上の鶴も白と赤で塗ります。
次に緑を紋章のふちにそってイラストと見比べながら塗り、ミラージュマーク、
天使と鳥を描き込みます。何度もやりなおしつつ描き込み。4枚で6時間でした。



多少離れてもわかりやすいようにグレーで薄くスミ入れを施し仕上げ。
かなりじっくりした作業になりますが、WSC見本を目指すならぜひ。
赤一色とどちらがいいかは人によりますが、王者の機体な優雅さは出ますよ!



接着前の状態。ここまで接着しましたが、腰のアーマーもおそらく
接着しても大丈夫かも。多少、足を接着しづらくなりますが。
下の肩は、接着時に塗装をはがす時にはがしすぎてレジン地が見えた
もの。おちついて紙やすりをかけて、再度リタッチ。金を吹きます。



接着。接着はこのキットでおそらく最難関のひとつ。
作る人向けに、重要なのでこれだけはしっかり書きます。

このWSCゴールドは、「カトキ立ち」な大きくマタを
広げてはいけません!!
必ず直立に近いポーズで
接着して下さい!!(直立で作る場合です)


開かせたい気持ちもわかりますが、似合いません。マジです。
見本でも足はすっと直立で、開いてません。見本が正解です。
今回のでもちょっと開いちゃったかな、くらいに思います。
王者の電気騎士はビシッと立つ!接着は2液エポキシで、乾かす
時は平らな台にのせて足をテープで固定して乾かします。



背面はパーツのクリアランス(間合い)をよく確認して、まずは片側だけ確実に
接着して、もう片側を最初を見本に接着。塗装はがれなどないかよく見て、
修正して完成です。メタルパーツのスタビライザーはホント折れやすいので、
なるべく角度を決めたら多くさわらず、力も入れすぎないように注意して接着です。

今まで作ったKOG系で特出して高い接着難易度を持つキットで、おそらく
この「作りづらさ」で途中であきらめたり、ネットでの完成を見てやりづらそう
だな、ボークスのがらくでよさそうだな、と売られてしまいがちなキットです。が。
このように真剣に最後まで付き合うと、見ての通りの王者そのものな完成ができます。
最後にもう一言。

『やっと目の前で見たかった、電気騎士伝説の表紙モデルが目の前で見れますよ!!』

これでしょう!もしこのキットを所有してましたら、・・・言うまでも
ないですよね。つーか 92年のキットなんで作って下さいwぜひ!
一生でも飾れるぞ!!










王の電気騎士も立体視。今回もなんかピントが今一つで
立体感うすい立体視だな~・・ で ではっ・・・。

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