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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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wave 1/144 オージェアルスキュル 完成、製作記

1/144オージェ完成です。
今回、写真はすべからく暗めで申し訳ない感じですが
写した時間は10分程度、時刻は雪の曇り空の午後3時。
この時間以外写真がとれない状況で、どうしようもなく
暗い写りです。く 曇りの時の室内だとこう見えます!(・・・。)







ついでにビームサーベル、いわゆるスパッドも持たせた
写真はないです。もちろん作って塗装もしてますが、
両面テープはって持たせる時間もなくて。ああ・・
で でも個人的には持ってない、素手の状態が好きです。
一番最初に出た海洋堂1/100オージェも素手でいいんですよね。













ヒールが浮いちゃってますが、足首は2ミリアルミ線つなぎ
なので角度をかえてしっかり接地にもできます。急いで
撮影してこういうのにもブログで書く時に気づくという(ああ・・)



あまりに暗い室内なのでフラッシュに切り替えましたが
今度は光りすぎです。どうも うまく写せんっ・・!しかも
ピンボケぎみですしっ・・と とりあえずこれで。





とはいえ裏側も見やすいのは作った側としていい感じです。






それでは製作記、いきます。今回も苦戦に苦戦でしたっ・・。



:天才に凡人が行動を合わせようとするとどうなるか。つまり「ムリ」・・!

ウェーブ144軍団が続きます。今回は炸裂新井造形のHJ誌広告で
94年代のFSSファンにこのオージェすげーー!!とみんな思っちゃった
144オージェです。



オージェのキットだと2番目に出た初期といえど、いまだ
オージェでは傑作と数えられてますね。



メーカー完成写真はこんな感じ。
キレイに作られてます。が。実際キットを塗装時に色々
調べると、けっこう手は抜いてキレイに作ってるというのが
わかりました。具体的に書くと
・バインダー以外の装甲裏にマスキングしてグレーなど吹いていない
・肩内部の8枚装甲のふちが赤くマスク塗装してない。裏側も本体色のまま
・多少元々の彫刻どおりのマスク塗装を変えて塗装されている
などがあります。
ちなみに今回はこのメーカー完成を見本に作る進行になったので
(理由は平に・・)、これを参考にしますが「装甲裏側は可能な限り
すべて塗り分ける」という条件も重なってます。



キットはこんな感じ。といってもこれは自分の所有物で、作る方は
箱なしだけど正規品です。ただ、デカールの状態ですぐわかり
ましたが新しい、2006再販のキットだな、くらいはわかりました。
自分の上記の94年とか前世紀ものだとデカールも黄色くよれ
ちゃってすぐわかるので・・ところで前に「生活費なくてウェーブの
オージェオクに出しちゃったあぁ・・」などブログでホザいてたくせに
なんでまだあるの?ですが 2個所有してます。正規品すよ。こういう
複数所有はFSSファンだとよくある行為ですので(狂気な同じもの
買い行為・・)じゃあキット全部売ってそのカネで絵描く時間作れよ、
という疑問ですが そうあっさり全部失える身の上でもないので・・。
では製作開始です。



1:いつもどおりにまずは離型剤の油分落とし。なんかネットの
FSSレジンキット製作記を見るとあんまこういう作業記入がないけど
令和2年現在、ボークス、アワートレジャー、トイズプレスの3強で
FSSキット展開していて、最大の勢力(だと思う)のボークスキットが
離型油分ゼロのキットを長く売っていて、それにユーザーが慣れ
ちゃったのかもですね。
2:がっつり油落としして乾燥。今回、ずっと作業しててあまり写真まで
気が回らず、写真は少なめです。



3:目に見える気泡埋め、段差直し、修正。詳しく作業を説明
すると前のヤクトみたく写真100枚状態なんではぶきますが、
けっこうやる事は多かったですよ。腰のふんどし部分の下が
ぼろぼろの成型だったので、下側全部切ってレジン片とプラ板
で作り直してます。完成写真見ながら作りましたが、違う形状じゃ
ないか気がかりではあるかも。オリジナルが最高ですし・・。
4:再度洗浄して泡落としてすすいでる所。写真少ないから展開
はやいな。




5:キットの全メタルパーツ。整形して磨き終わったもの。
キットにはメタル×9、デカール、真鍮線0.3ミリが一本つき、
真鍮線は写真のメタル製スタビライザー先端部とつなげて
のばしたスタビライザーも作れる仕様ですが ・・やっぱ
スタビライザーの「ひも」の部分は鎖が連結したようなKOGとか
いつものかたちがいいですよね。今回はのばさず接着です。
この数ミリのパーツによくここまで彫刻できるもんだ。


6:プライマーをくまなく吹き、乾燥後気泡発見用の銀を吹いて
バインダーを直し中。右は直した後ではなく、銀を吹いただけの
もの。このように写真ではまったく見えませんよね気泡。近くで
見ると右側かなり気泡あるのが見えるんですけど。
7:こんな感じ。ベッコベコなくぼみもあります。・・・直すんですよ
もちろん?ウェーブのレジンを作るのはそういう事ですから!



8:ずっと毎日直して直して製作開始から10日後、やっと
基本塗装開始できるとこまで修正完了です。このキット、なんか
言いづらいんですが「まじめに全部きっちりやろうとすると妙に
決着つけづらい」んです自分は。その 「視界に入る部分と
装甲裏側は彫刻があらゆる箇所にある」と「異常に分割に
こだわった足、肩の基部、ムネ」と、ともかく修復するのに
やけに時間だけはかかるんです。やる作業は、『スジ彫りを
一発勝負できめる!』とか『先に接着しないと・・』とか、けっこう
刃物の技術が必要な作業はあんまないんですがすべてのパーツが
さっきのメタルパーツのリフレクターみたくびっしり彫刻が裏表に
あり、なんというか 全部きっちり付き合うと異常に作業が長引く
という、一言で言うと「情報量が多いからゆっくりやるしかない」という
時間があるか期限がない人にはとても作り応えあるキットですが、
自分のように時間ない人にはものすごくあぶないキットです。
早い話、天才の造形を凡人の自分がムリに手早くどうにかする、という
無謀な展開をしいられます。ゆっくりやるには難易度は高くないんですよ。
前のバンドールなんかはゆっくりだろうが早くだろうが、ルーン文字を
彫り直したり刃物で一発で決めれば早い、修正あると長いとか早く
作れれば作れるキットですが、これは ・・・なんなんだろ?ずっと
スジ彫り直したりしてても、終わらないんですよ早くw。ハッキリしてるのは
天才の造形だから、ヘンに直せないなという所です。なので今回のキットは
難易度☆9です。ただし、1ヶ月以上かけて作る人には☆5くらいです。
これもなんか帆船とかと似た嗜好があるキットだな。ヤクトに似てます。
9:基本塗装終了、乾燥後マスキング。最初の難関がパーツ直し
なら、本当の難関は微細パーツまでびっしり彫刻されたマスキングです。



10:第一マスク塗装。ふともも、すねは5色塗り分けがあり
(本体の白、ひざの銀、関節のグレー、細いラインの黒、
大きいラインの青紫。ひし形の赤もですが、これは筆で塗る)
5重マスクの一度目です。もう疲れてくる展開ですが(前の
ボークスのSSSオージェと同じ・・)、もっとあびない状況に。

11:4重目のマスク塗装後、気温がすんごい低下して雪が
つもり、室内も5度6度な様相に。乾燥しづらいので
電気ストーブの前で乾燥させて、さー5度目のマスクするぞと
はがしたら 「 んっっ??!!! 」 ・・・・・え?
さ 最初に乾燥してる基本の白まで  が ガビガビにっ!!?
なぜ なぜこんなことにーーーーーー!!!!!時間ないのに!

テスト乾燥など色々試した結果、写真もとってないので絵で
説明しますがこういう事です。テープのノリが、低温の室温と
パーツなのにストーブの高温でねばりが出て、それがひっついて
高温のまま乾燥して、このように「ノリがスタンプされて乾燥」して
こうなったのでは、という結論です。違うかもしれないので、
もし解を知っている方がおられたらお知らせお願いします。
ともかく『常温乾燥だと問題はない』です。夏場こんな事なかったし!


12:ともかく。ガビったものはしょうがないので全部直します(ああ・・)
まずは千番以上の細かい紙やすりでガビガビをすべてけずり落とす。

13:再度5回、吹く、乾燥、マスキングを繰り返してこのように。
失敗入れて都合今回9回マスク繰り返してるな。もうイカれちゃい
そうっ♪!(元々では・・?)というか 異常にマスクするパーツ多いぞ?
なぜ?なんかWSCより排気スリットとか多く彫刻してるし 終わんないん
ですけど・・?

14:デカールで足のラインと赤のひし型はプリントされてますが、
ここはマスク塗装と筆で。デカールを使わない理由は「デカール部分は
後日黄色くなる可能性が高い」からです。ひたいや「A」など、使う他ない
部分は使用します。できる限り塗装で仕上げる。

15:装甲の裏側ですが、メーカー見本はこんなとこまでやってません。
銀色まんまです。自分の場合、装甲裏をできる限りマスクする約束が
あるので裏に彫刻があるパーツはほぼすべてやりました。腰の2重
装甲の内側だけ、メリハリつけるためわざと銀のままにしました。
この装甲2枚以外すべて裏もマスク塗装ですw。他に肩の内部8枚
装甲の赤色やカフス装甲内側のハッチもマスク。はしっこしか見えない
肩の赤い円形がある装甲裏もきっちりマスク。お 終わらないんですが・・。



やっとここまできました。2週間で終わらせる段取りが、3週間で
パーツ展開です。すべての塗装が終わり、「自分も」今月終わりました。
またも。4ヶ月連続、「模型を優先して家賃まってもらう」という自身の
無能をさらす事に。
『4日待って下さいっ・・!』4日後。『あ あの・・もう4日くらいかかり
そうで(たぶん2,3日でできそうだけど一日余裕とらないとあぶない・・)』
大家のまたか という視線をうけつつ6日目に完成、7日目に(色々すいま
せんでした)どうにか。
・・・・・・・・・。 いいかげんこのサイクルどうにかしないと・・。
あの とある方にこの場で一応謝罪ですが申し訳ありません、
絵の方ですが今月は先に模型からやります。ホントはできあがった
順に毎月はじめに出したかったのですが、差分含め11月は30枚
程度しか仕上がらず(差分ぬきだと背景3とキャラ2とシーンの
別パターン3程度、他は目や口や動きの差分)、約束したシーン
すべてには遠いです。せめて絵を描く時間ができる生計をできる
予算集めから、12月は進めます。本当にすいません。待たせるに
待たせてしまって。今月は「絵はあと」で、模型を先にやります。




16:ヘルメットの内側、あごの下にはガード付きのイラスト版
パーツもオプションで付属してますが今回は見本どおり、
ガードなしの本編版で作ります。キットの説明書の指示で、
ガードなしだとあご部分が空洞になりスカスカで光まで入るのでw、
付属の3ミリ真鍮線を4本貼って空洞を埋めるといいですよ、という
指示。正直0,3ミリ4本、しかも真鍮のきらきらゴールド色だと
プライマー後に黒塗っても絶対はがれてきらきらが見えるので
自前の黒色金属線0.3を6本、0.6を2本に増強してがっつり
隠しました。コードの束でかくれる見ばえに。

17:接着もそうラクではない構成です。ホントにバラバラという
くらい分割が多い構成なので、ひとつひとつ、液体の瞬着が「ダレ」
ないように気遣い、2液エポキシも接着部分以外についたりして
ないか、強度はどうかと、小さいけど神経を使ってじっくり。やっぱ
時間ある人むけですよこのキット。間違いないです。
腰の装甲をアルミ線止めで自在に動かせるように調整した
のですが、あまりにアルミ線を仕込む軸のレジン部分が小さすぎて
われてしまい、結果修正して再度仕込む事に。よくある事ですが、
今回は144の小ささをあまく見たせいでしょうね。み 未熟・・!
しかも右側は最終的に固定になっちゃったし・・ああ・・。





本体を接着完了後、デカールを貼り(今回もばらばらにならなかった。
よかった・・!)乾燥後まず薄めのパールホワイトを吹き、さらにクリアーを
吹いて完成です。なんだかよくわかんないけど、異様に時間かかって
しまいました。先月のバンドールより6日多くかかったな。今回は天才が
作った造形の複製をできるだけ追従して仕上げる。そういう作業のキット
です。
「キットを作る」というより「キットのいうとおりに作る」というのが、しっくり
しますねw。なので、難しくはないはずです。でも、あらゆる箇所に彫刻が
ありそれらをキットの彫刻通りなぞって彫り直し、付き具合を調整する。
時間だけはかかるんですよね。いまいちピンとこない場合、どうにか
キットを手に入れて作ってみて下さい。「なんかずっと終わんないぞ?」
となる可能性が高いですよw。でも一発勝負はないから作れちゃうという。
なので、もしキットを所有されてるのであればぜひ作っていただきたいです。
写真で確認できますが、ランダムスレート開閉はありませんが異様な
精密さがあり、モデルグラフィック2002年4月号での記事で

「ロボットやフィギュアでは、だいたいにおいて大きいものは頭身が大きく、
小さいものは頭身が小さくなりがちで、写真でバランスを見れば大体の
大きさが推測できるもの。しかしながらこのオージェはその法則にまったく
あてはまらない。1/144(=20cmサイズ)の模型としてはあきらかに
やりすぎなバランス取りと作り込みが、実際に手に取った者に奇妙な
「違和感」を与えてくれる」 (MG編集・森本しんじ氏)

と書かれたとおり、キットは完成しても144で大きくはないんです。
しかし、なんか「大きい」んです。そりゃバインダーあるし、とも
思いますが、それでも妙に巨大な感じがあり、優雅でもあり、
冷酷な精密さもあるという。炸裂新井造形のHJ広告どおり、
まさに天才の技炸裂のキットでした!

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