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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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SSSレッドミラージュ・アマテラス機 完成 製作記あり

ボークス・スーパースピリッツシリーズ(SSS)第一弾、
レッドミラージュ・アマテラス機完成しました。
まずは完成写真です。後半に製作記を。

 
今回は天気がくもり気味で多少カゲが強めな日光撮影になりました。








ひじには他のLEDキットには見られない特徴の、ひじ装甲がついています。
見覚えない関節パーツに思う人が多いと思われますが、これはデザインズ2
にも載ってない機関駆動設定で、画集キャラクターズ2の61ページ目に
記載している『MH作動方法』の曲げた関節機構の白黒線画で説明された
スライド駆動のひじ装甲です。LEDは腕をまげると、腕の左右の装甲が
分割駆動してひじの装甲が下に押されて上のようにくねっとスイングして
押し出されます。  どこかで聞いた事ある駆動ですよね。
ーゴティックメードのツインスイング機構ですが、すでに1988年の
キャラクターズ2の時点で遥かに複雑な連動、回転、レール駆動が
デザインされてます。こういうのは過去の画集まで楽しむファンしか
知ってない事かもしれない事で、たまにこういうデザインズや「普通に買える」
FSS本以外の表現がキットに作りこまれてる事があります(シリコントライブの
LEDミラージュ脚部内部駆動など)。WSCの原型師オリジナル駆動部の
作り込みもあり、そういう「分かる人には何か分かる」部分がたまにあるのが
FSSキットの、深めな楽しみでもありますね。







足の裏と下から見た装甲内側など。足裏はふちだけマスクして裏を全部
グレーに吹いた方がらくでいつもはそうしてますが、今回は足裏の段々を
囲ったブロックごとにマスクしました。通常見えませんけどw
このキットの装甲裏は何も彫刻されてません。メーカー見本は裏を
真っ黒に塗ってますが、ふちの部分だけマスクしてグレーを塗装しました。



フラッシュ撮影はこの一枚で。まだ何枚かフラッシュで写してますが
結構日光撮影と似たようなものなので。
盾裏の機材も塗り分けが見えててうれしいっス。



背景の紙を白で。背景が明るいほうが見えやすいような気が。















恒例?な窓の近く撮影。いやー くもってますねー
つーか雨降ってきてますね。





2階の窓なんで下の道路がバリバリ見えてますね。雨ですねー。
バンドールの頃は雪がのっかってた枝にも緑の芽がでてますね~
 ・・・・・。 なんの写真公開なんだこれは??(そうっスね)



それではアマテラス機、製作記事いきますっ。





今回はボークスのSSS1/100レッドミラージュ・アマテラス機です。

 

 

:SSSシリーズについて:
92年10月頃に始まった、ボークス原型師が総力を結集して
送り出すFSSモデルキットシリーズ。
96年末までの4年数ヶ月の期間に、知る限りでは25機
(1/144のKOGラキシス、KOGAT、アルスキュル、
バンドール、V・サイレンレーダーズもSSSシリーズに
ボークスは含んでいるので入れます)ものキットを発売
されました。97年からはMM(メカニカルムー「ビィン」グ)
に切り替わり、SSSはSAV(ソリッドアート「ヴァー」ジョン)
に変わり、今に至るという変遷があります。
ちなみにSSS前のポーズ固定クルマルスやSAV初期の
ジュノーン初期型などは25機に入れていません。
4年で25機。ものすごい数です。だって、今展開してる
プラキットシリーズのIMSは2009年9月開始で、現在
2021年で約11年半続いてますがリリースしたキット数は
最新のまだ出てないKOGATを入れても15機ですよ。
4年で25機と11年で15機はえらい差があります。
つまり2ヶ月に1機は出ていたんですよ。マジで。半年以上、
ヘタすりゃ1年越しに1機とかの現在のペースでは考えられん
くらい精力的で、そして熱い意思を感じる造形、サービス価格。
前に作ったオージェやホーンドで「飾れる!飾れる~!!」と
SSSキット作ってここで狂ったように書いてたように、とても
MHコレクション冥利に尽きるキットたち。今現在も、新たに
再調整を経てSSSからホーンドミラージュ、ブラッドテンプルと
リリース。原材料費高騰にもかかわらず少々の値上げ程度で販売
して、MHキットファンを変わらず喜ばせてくれる素晴らしい
シリーズ。マジで飾れるぞこのシリーズ!何度も書いてるけど!

このアマテラス機で人からある噂を聞いたのですが、ボークスから
WSCに立ち上げた原型師作の、ボークスでの仕事のレッドミラージュ
ジョーカー3100、このキットを固定に作り直したもので、この
原型を使用してリリースされた事で「色々」あってこのアマテラス機は
ナンバーから外されたのでは?と前にブログで書きましたが(その記事は現在消えてます)、



確かにこの93年9月号では外されてましたが、なーーんか違和感
あってHJバックナンバー全部集めて読んでみたら94年4月号で
ちゃんと「第一弾・レッドミラージュアマテラス機」と広告ありました。つまり
ガセ情報を信じてたようです(・・・・・・。)

 

やっぱあのメーカーはどうとかこうとかいう話、ただの
ユーザーが予想だのうわさの目測を簡単に信じちゃダメすね。
あぶなくボークスのえせ情報をブログに書いたままにする所でした。
本当に申し訳ありませんでした・・・(あーあ・・・。)
ちゃんとこのアマテラス機はシリーズNo.1です。ともあれ。

このアマテラス機。再リリースは確実に不可能で、この
キットが世界に残った最後何個かのアマテラス機だろうなー・・・と。
なんか作る事が罪深く思えてきたなこれ(あっ・・・)


 
 
 1:いつもの光景です。レジンキットはママレモンとクレンザーで
シリコン剥離剤の固まった油分を磨いて落とします。

2:表面整形開始。スミ入れが入りづらそうな所はエングレーバーで
彫り直す。ほぼ全体を彫り直すぞ。90年代前半キットはしっかり整形です。



3,4:このように非常に直しづらい箇所も結構あります。
3の場合、「パテで埋めてから彫り直す」や「完全に埋めて
なかった事にする」や「そのまま作ってアナはあいてて当然
みたくしちゃう」などありますが。人の手に渡るものですし・・
ちゃんとやります。裏側を薄いプラ板を貼って整形します。

5:足のつま先もゆがんで、更にカケと気泡もあるので
プラ板を貼って作り直します。なんかすでに改造と同じに
なってるような?



6,7:下腕パーツ。もはやカケも穴も段差もありすぎて全部書くと
長すぎるので まあ もしキットを所有していて作る方がいましたら
がんばりましょう!・・・としか書けんような。目に見えるアナカケを
レジン片、パテ、瞬着で埋めていきます。



9~11:足パーツ。もも、ひざ、すね、足首ブロック装甲すべて
1パーツで成型されています。そのパーツに一文字にばっっつり深々と
段差が入ってますww ・・・あきらめようか? と一瞬思いましたけど
(こりゃ結構な数は作りきれず放置やオクで売られたのかもなー・・)
ネットで完成した姿もいくつかしか見られないし やります。トドメに
足首装甲の両脇にぼっつりどでかいカケ、気泡にアナも。・・・完成すんのかこれ?



11~13:腰の前側装甲。思いきし先端がポッキリ折れているので
0.5ミリ金属線をレジン片と接合、接着、整形。小さい箇所で
力がかかりそうな修正は金属線の軸打ちで補強です。



14~16:べイルは巨大な折りたたみネイルに内側の補機類、
すべてワンパーツで抜かれてます。このキットの見どころで、見て
「ひえ~」となるすごい抜けのパーツです。べイルのはじっこから
突き出したネイルの「すきま」も抜けてるんすよねパーツで。
すごい高度なシリコン型技術だろうし、このキットを再リリース
しづらいものにしているのでは?と考えてます。ともかく、
一体成型ゆえに側面を見ると相当がんばって抜けるギリギリまで
すきまが空いてますが、埋まったエリアも目立ちます。なのでナイフと
レザーソーで慎重に埋まった部分を彫り直し、整形します。



17:一通りカケとアナにレジン片、のばしランナー、瞬着、パテで
埋めて乾燥させている所。前代未聞の直し状態。でもまだ海洋堂の
クロスミラージュよりはましだなーと思っちゃうあたりやばいな(・・・。)
まだサーフェイサー前だからもっと出てくるでしょうねアナは。



18、19:背面の装甲。ふちの部分にぼろぼろにアナがあいていて
ひとつづつ直すのが難しいので穴だらけのエリアを大きく切り欠いて
大きいレジン片を接着して整形。

20~22:腕パーツをくまなく見ると見えづらい装甲の内側に
大穴があいているw 太めののばしランナーを接着します。このキットやべえ・・。

23:足パーツの頂点部分に装甲の彫刻がありますが、8,9の通り
すごい段差でけずり合わせづらいので、装甲部分を足して整形します。
薄いプラ板をまげて接着して整形。



24~26:上腕、肩がワンパーツ成型です。SSSシリーズはデカールなしで、
数字やマークも彫刻で表現。なのでデカールの余白部分の黄ばみやデカール
そのものの貼った後の劣化の心配もない素晴らしい「飾れる」仕様。
SAVシリーズにも受け継がれてますね。肩のふちの部分にカケが集中していて、
肩の上部は微細な穴だらけです。穴をケガキ針でぽつぽつとくまなく刺して
広げて、瞬着、パテで整形します。

27,28:ヘルメット背面。アマテラス機の特徴である4枚装甲も
再現され、なんとレーザーカッターも含んでワンパーツ成型。この
パーツもキット見どころのひとつで、商品に使えなかったパーツが
ずいぶん出たんじゃないかと思わせます。4枚装甲なんで4枚に渡って
アナカケがツバの部分にびっしりあるので(た 助けてーー!!)ここも
大きく何箇所も切り欠いてレジン片を接着、瞬着も多めに盛り塗りして
固めてから整形です。

29:腕はさらにパテで直し、カフスの大きなカケも直して
大体メドを立てた所。な なんか今回やばいぞ・・?あれ?
全26パーツだし、ラクできそうだからこれにしたんですけ・・ど?
 




やっとで最初のサーフェイサーまできました。このキット
あびない・・・。26パーツなんですがなぜか100近いWSC
バンドールとかより苦戦してるぞ?こ このキットを持ってて
これから作る人は注意です!ともあれやっとタミヤホワイトサフを
吹き付けです。このようにパーツの彫刻は限界レベルまで
彫られていて、べイルや足のラインも彫刻、頭部や剣や肩などの
儀礼的な紋章やナンバーも全部彫刻。立体感はすごいぞ!



30~32:もちろんサフ後は表面処理パート2です。
サフで見えやすくなって出てくる出てくるアナが。
見栄えが大丈夫か、しっかり整形します。

33:全パーツ磨き直して再度洗剤水洗いで、削りくずなど
洗浄します。・・・まだ塗装できるパーツになっただけなんですが
すんごい時間かかってるんですけどっ・・。



(画像はモザイクをかけてます)塗装の方針を決めます。
 左は80年代に出た最初の画集キャラクターズ1での
レッドのデザイン画、右が17,8年後(だと思う)の
2005年のデザインズ1のデザイン画です。
このように、「まっ白ではない」様相に変わってます。
でも元々の影部分を見るとうす青で、薄い青系の白という
のはわかります。なので、本体色は前回のシュペルターの
ように青系の白を調合して塗装します。前回よりは青を
抑えて調合します。あとべイルのはじっこのラインと
十字のそばの丸いタマ4つ(おそらく75mmレーザー
ランチャー)はデザイン画の通り水色です。意外にここを
白のままや銀で塗ってる写真をネットなどでよく見ますが
水色のが見栄えはいい感じと考えてます。



34:今回も塗装スタメン決め。何度もレッド作ってるのでほぼ
同じ感じですが、白は青系に振って調合してます。

35:始まりました。このキット最強の壁、マスクまくりの塗装です。
まずは本体色、マスクしないでいい腰まわり装甲と頭部飾り、刀身を
銀でくまなく吹きます。

36、37:塗装後もアナがあったら吹いた色を紙やすりで落として
アナをうめて再塗装。  お 終わんないんですけど・・・。

 

38~43:マスク開始。例で肩部分を。数字、マークを
テープを切り刻んで細かく貼り、装甲内側を装甲の「ふち」の
ラインを想定して細長く切ったテープを幾度も貼りつけ。
このキット、装甲の裏側はつんつるてんで、メーカー見本完成では
真っ黒にベタ塗りです。それでいいのですが、ちょっと見映えよく
したかったのでマスク貼りで装甲の厚みを見せるためふちを分けて
マスクします。他の装甲部分もすべて分けてマスク。



44、45:関節、装甲裏のグレーを吹き付け。この時同時に足と
べイルの彫刻のライン部分もマスクして吹きます。ラインも筆でなく
ブラシで。筆のほうが早そうに思われますが、まっすぐのラインを
筆塗りするのは意外に難しいのでマスクのほうが手間ですが安全です。

46,47:赤部分をマスク、ブラシ。まずは発色をよくするために
ピンクを吹きます。

48,49:マーク類もできる限りマスク吹き。もう3重マスク目ですが、
まだまだ続きます(ひえ~)・・。



50、51:マスク塗装中もきずなど見つかったらすぐ塗膜を
落としてきずを瞬着などで埋めて整形。お 終わらん!!
べイルは複数のマスクが必要で、表が白、グレー、赤、水色で裏が
白、グレー、銀、グリーン。あの 何度マスクすればいいんですかこれ・・。

52,53:べイル裏のグリーンのマスク。えーと 8重めのマスク?
・・・・・。な なぜ模型誌や広告で「初心者向けの少ないパーツキット!」
なんて書いてるんだ・・・今までで5番目くらいに激烈にキツいキットじゃ
ないですかこれっ・・・!グリーンのふちも銀で塗り分けますっ・・。

ここからはもー時間がなく写真をとれませんでした。
文字で解説します。スミ入れは真っ黒でなくややグレーよりに
調合したエナメル黒で。全身彫刻がくまなく彫られているので、
入れ忘れに注意。剣のミラージュマークは赤でスミ入れです。
頭部などの羽模様の彫刻は金色で。アマテラス機のカラー資料は
デザイン画は頭部しかないので、電気騎士伝説に掲載の
1/35アマテラス機完成塗装を参考にします。ただ、ひじの
内部間接は関節色だと目立たないので装甲部分だけ本体の白に
しました。

 

とんでもなく凄まじい整形とマスクを強いられるキットですが、
完成した姿はガチで王者な様相です。全身の国章などの彫刻に
波打つ頭部彫刻の飾り。国王機の全身はデザイン画はないですが、
原型師独自の想定が素晴らしく彫刻されてます。シリーズ最初から、
このようにブレなく『飾る』事に特化したキットでした。
もしキットを所有してましたら、ぜひ ・・・作るといいですよーと
気軽に放てるレベルのものではないですが、無塗装でスミ入れ
だけでも凄い造形なので、やはり作る事をすすめます!
いいキットですよ!見本どおりにするのはキツいですけど!



大きさ。ボークスの以前の100イチはあまり大きくないと
よくネットで書かれてますが、ガンプラの100イチよりは
ずっと大きいですね。
 
 

 
 
 
 
王者の専用機も立体視。ちなみにレディオスソープさんが
LEDミラージュを操縦する描写は過去に

一度もありませんね ・・・・・。 サリオン機もかな?
それでは見ていただきどもでしたっ。
 
 
 
 
 
 追加記載:室内蛍光灯下での撮影です。





















 



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