2体目はワークショップキャスト(以下WSC)のジュノーンです。
このジュノーン後期型、別名ジュノールOdkは
1/100はGKメーカー4社全部から出てますね。今でも買える
ウェーブのプラキット(ただし店頭在庫のみ、最近まで生産
していたので買える)、ボークスからかなり前に出た、確か
圓句氏が原形のキャストキット、さらにスーパースピリッツ
シリーズ ・・略してSSSという、パーツ数を極限まで抑えて
低価格で1/100を出すというありがとうボークスのシリーズから
えーと、赤羽一宏氏の原形でべイルを持たないすらっと立った
かっくいいポーズのキット、海洋堂から片山氏原形の右腕を
剣を持って上にかかげたポーズのソフトビニールキット
(自分が最初に買ったFSSキット。当時4500円)、
そして後期型では決定版といわれているこのWSCのジュノーンです。
今回の方針はもちろんホビージャパン93年9月号の作例の再現です。
・・ピンボケてますね。申し訳ありません(ああ・・)
このポーズ、この塗装スよ!この、きりっと引き締まった緑。
青にすごーーく近い緑色!ぼやけた緑じゃなく、なんつうか
昔からの日本美術な原色的なきりっとした濃厚な青と緑、白、黒!
これでいきます。
で 今回もパーツを何かおかしくないかなーとじくじく見て整形します。
写真は大きい気泡アナを、キャストの破片(白いもの)を接着して
埋めて整形してる所。ごく微細なつぶつぶ気泡は瞬着で埋めてます。
前に改造で使ったウェーブのキャスト、一部を固まる前に板やブロックで
固めておいたんですよね。それを使用してます。色も違って確認しやすい。
塗装が終わったあと見つかった気泡も、瞬着でうめて整形。
泣く泣く塗装を削りますが レジンキットだといつもの事すね(・・。)
マスキング。ジュノーンのくさびマークも塗装でやります。
くさびのマスキングは、きれいにマスキングできるぎりぎりまでで、
筆のほうが間違いなくできる場所は筆で。こういう直線は
マスキングが有効ですね。後で結局筆で塗り直す事もよくあります。
完成です。
見てすぐわかりますが、このポーズ、盾がやばいです。
もーー左がやばいですよwデザイン上、足のアイゼンが2本
かかとから突き出ているので、それで支えてますがアイゼンが
なかったら確実にこういう地面にベタ置きだと倒れますねw
安定をとって右足の裏に1ミリ真鍮線で軸打ちして台座に
飾ったほうがいいかも知れません。
剣を持った手首もオプションで付属しているので、
交換できるように1ミリ真鍮線で固定せず差し込み交換可能に。
このすっぽり本体が隠れる、木の葉型の超大型べイルが大好きです。
べイルも立たせた方が安定してますが、やはり持たせたポーズが
自分は好きです。なんか設定画ぽくていい感じです!
あまりおめめが見えてませんね。フラッシュで撮影すると
こんな感じです。思いきしアラまで見えてるぞ、おいという感じですが
まあ こ こんなビカビカな光源で飾る事はないですから!ええ!!(あっ・・)
でもフラッシュだと正直に「日本美術な塗装」な写真になっていい感じかも。
マスキングした塗りわけもちゃんと見えてて結構うれしい。
あと、またまたWSC独自!なモールド、ちゃーんとありますよ~!
肩のトリムコントロールプレートが再現されてます!
これがどういう事かというと。
つまりあれをやろうと思えばできます。
ええ、海洋堂の「ジュノーンワークス」です!ちょっと関節に
切ったプラ材や市販のモールド入りプラパーツ、エッチング、
リード線くらいを追加するだけで、全身パーツであれができます!
「製作中のジュノーン」ジオラマを!ヤフオクで何万も出して
海洋堂のジュノーンワークス買うよりこっちのがいいかも
知れませんよ。今ならIMSからコクピットを移植もできるし、
スケール的にも問題なし(全高21cm)。
こういう事ももしかして予測してこういう分割、モールドを
つけたのかも?やはりWSCはすごい!!いいキットでした!