では始めます。今回は聖刻1092に登場するロボット「操兵」の、
ニキ・ヴァシュマールとFSSの彗王丸改造ハイドラミラージュを製作します。
まずは聖刻の操兵から。
MOクラフト製のキットで、大きさは1/60です。
1/60といっても、聖刻の世界「アハーン」では ほんとですよ
あはーんですよ えー測定用語がリートで、1リート4mで、この
バシュマールは2リートだから8mです。例の機動戦士みたく
18mもないのでキットの全高は16cmくらいです。
νガンダム(22m)の1/144と同じくらいの大きさですね。
いわゆる144サイズの場合、ちょっとでも力をいれて
けずり過ぎるとすぐ彫刻が消えるので、パテで修正していい部分か
よく見て修正をしていきます。特にこの聖刻キットはヤバい。この
小型のパーツにびっしり彫刻されてて、「彫刻を消さないで段差を消す」
という案外神経使わせる所が多いです。
胸部パーツなどの裏側です。組み上げると見えなくなりますが、
びっしり彫刻されてますね。おそらくこのキットを購入した人は、
このパーツを眺めて微笑んだでしょうね。自分みたくw
メタルパーツ磨き。三節棍は2種で、布切れをまいてるのはおそらく
1巻のフェン(主役)が一人旅で暴れてる頃のもので、きれいな三節棍は
まさかの姉キャラジュレミィと、おそらくエスカフローネがパクッたと
思われるアレンシェザールそっくりな優男のクリシュナと3人で旅してる
頃のもの(たぶんですが)が付属。聖剣エルミュートの止め具もメタル。
かなり小さいので、両面テープで固定して磨きます。
ホワイトサーフェイサー塗装完了。今回はバシャーーと缶スプレーサフだと
なんかスジ彫りが埋まるような気がして怖かったので、クレオスのビン入り
を使いました。結論から言うと、やはりタミヤの缶タイプサフ使ったほうが
いいですwタミヤ缶サフがレジンと一番相性がいいすね。他は塗膜が固すぎ
たり(カー用プラサフ)、乾きが遅すぎたり(クレオス缶サフ)、レジンと
どうも合いません。プラ地ならたぶん違うかも。
マスキング途中です。今回、途中写真を撮るのを忘れるくらい
めんどくさい事が多かったので数枚しかこういう写真はないです。
このキット、「どこをどういう色で塗装していいかよくわかならい」
という問題があり、説明書でも設定画でもネット等でも、「指定色がない」
事が混乱させてます。
出したMOクラフトさんでも白60%に茶10%・・などの色指定も
ないので、ネットに出てるバシュマールの完成写真はすごく黄色かったり
茶色かったり白かったり、バラバラです。チューブやコードの色もメーカーの
見本写真は光源具合で不明瞭ですし。
なので、かなり悩みました彩色。一応MOクラフトさんの見本写真ベースです。
多重マスキングの一例として盾です。オレンジマスク、赤マスク、こげ茶マスク。
この後、茶もマスクしました。裏のダークブルーも合わせると5重マスクです。
色は本体がタン+白、背面機材などは茶+黄+黒、関節、三節棍などは黒+青。
目はシャインレッド、腰巻など布はタン+黄です。(盾は上記の通り)
三節棍2本はつや消し、ツヤありの2本で塗装、白くならない加減で全体に半ツヤ
クリアーを塗装。ベースにニス塗る頃にはもうヤダ、助けて状態でした今回w
完成です。2ヶ月。長かったです・・。
背景用紙を白でも撮ってます。くもり空で、ちょっと暗い見映えにうつって
しまってますが 晴れを待つほど時間もかけれないのでw
あと、聖剣エルミュートは剣掛けから外せます。三節棍を持ち替えれるように
右手も真鍮線接続で回せます。
フラッシュで撮るとこんな感じ。多少明るいけどこれが実物の色にかなり近いですね。
いかがでしょうか。
奇怪な、民族的ないでたちに精密な機器とヒロイックな戦闘ロボットの融合。
操兵という、横文字を一切使わないw兵器の名称。世界観の違うロボットを
見事に立体化した見映えは、聖刻でしか楽しめないものと思います。
もし聖刻や、聖刻群狼伝のキットを持っていたら、かなりめんどくさいですが
作る事をおすすめします。キツいけど、作りは本当に素晴らしいキットでした!
次はハイドラミラージュです。