忍者ブログ

マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

海洋堂 1/48 クロスミラージュ 完成:製作過程あり

製作していた海洋堂1/48クロスミラージュとボークスの
1/100ホーンドミラージュ完成しました。
同スケールのフジミ1/48bf109(G14)も完成です。





大きさは全高34cm。FSSキットにはなかなか無い、大型キット完成です。
オブジェに近い飾り物ですね。



ルーターべイル。ブレードを広げた状態で26cmの迫力の大きさです。




ナイフ状のブレードはポリキャップを組み込んで展開可能です。
同じく腰の 帯剣も角度変更可能。この2つの可動で、飾るスペースを
調整できます。ナイフを展開、帯剣を通常の角度だと奥行きは38cm、
ナイフ収納、剣を下向きにすると22cm程度まで調整できます。



白色の背景で撮影するとこんな感じです。

 

本体が大きいのでホビージャパン別冊、電気騎士伝説に掲載していた
アップ写真も撮りやすい大きさです。


 
フェイスのアップ。目は、別冊の作例を参考に目玉を深い青色で再現。
大スケールなので塗装もしやすかったです。



クロスの大きさをわかりやすく比較できるように 、同スケールの戦闘機も製作。
全高4.5cm程度なので、機体を立てないとあまり比較になりませんね。



フジミのbf109は時間経過でデカールが弱く、一部やぶれて
しまったので塗装で描き込んで再現しました。





このキットの製作過程を閲覧する方、所持していて作ろうとしてる方向けに
過程写真を撮ってましたので、できる限り記入致します。


クロスですがまず煮ます。
なんか前のブーメランユニットと開幕同じですが、ソフビは
煮てスタートですので。ただ、このキットは難物で、ソフビと
結構大きいレジンキャストとメタルパーツという、3種の素材
複合のハイブリッドなキットです。
まずはソフビパーツを煮て、水気をふき取って乾かします。
乾いたらパーツのバリを切り出します。お湯かドライヤーの温風で
パーツを熱くしてからだとチョー切れます。はさみでも切れるので
できれば温めて切ります。上の写真の洗面器の中は、切れた
バリです。残ったキットパーツより多いかも。

次にレジンパーツの離型剤を落とします。自分は売ってる
レジンの離型剤落としを使いません。持ってますし、何度か
使用しましたが、クレンザー+食器洗剤でしつこくこする方が
いいです。油に油でできた石油系の離型剤を使うのがどーもイヤです。
結局、油がしみついたままじゃん、と。古いキットなんでがっつり磨きます。

メタルパーツ磨き。右が磨いたメタルパーツです。
鏡面なみに光らせるにはまだ磨き足りません。
いつもはメタル地を生かして、塗装はクリアーのみだったり
しますがこのメタルパーツは気泡が多くムリでしたので、
一部を除きサーフェイサーを吹いて仕上げます。

レジンパーツの穴ぼこ埋め。ヤバいです。このキットの気泡。
全身くまなく微細な穴がまぶされてます。・・逃げたくなってきたw
レジンの棒を切り出して大きい穴ぼこは接着して整形。
 
ソフビで気泡があると、わりとお手上げ状態です。
GKの教本(別冊スーパーモデリングマニュアルなど)では、
ソフビの気泡は「エポキシパテで埋めて整形」とありますが
この小ささの気泡ではなんぼ接着力が強固なエポキシでも
ぽろっととれちゃいます。なので、こういう穴は完全に
ピンバイスで貫通して、のばしランナーを差し込んで接着します。

整形して、けずった瞬着やビニールやレジンの粉くずだらけの
パーツなので洗浄します。食器洗剤使用。この「洗い」作業は
ソフビでは何度もやりますね。乾かして乾燥あがりを待ちます。
乾燥後、ホワイトサーフェイサーを全身に吹いて完全に乾燥させて
修正あとや見落としたキズを確認、再度修正をします。

 
作りかけの1/48フジミのBf109(G14)と目があったので、
思わず洗剤で洗って再開しました。右下の足が同スケールのクロスです。
細かいパーツを真鍮線やのばしランナーで作り直してる所。
航空機を作るのは5回目?かな。



修正し、さータンカラー吹くかなと思ったら、やってない塗装前作業が
たくさんある事に気づきました。
まずフタです。  なんじゃそれという感じですが、ソフビでロボつう
ムリしてますから、説明書に「胴体と腰の接続を安定させるため、
プラ板を切り抜いて貼って下さい」と指示です。貼りました。


次にこのキットのめんどくさい組み立てのひとつ、
ルーターべイルの張り線です。
これに結構時間がかかりました。キット付属の0.2ミリ金属線を
使ったけど、瞬着でつけても鋼線がヘナヘナによれました。
次の手で、持ってる0.3ミリの真鍮線をつけましたがダメでした。
どちらの線も、最初からぐるぐる巻いて梱包してる線なんで、曲げグセ
がついててヘナヘナなんですよね。
0.5ミリの金属線を買ってきて組み上げました。
黒い点はエンピツでつけたアタリです。しかし、もしそれなりの
完成写真資料なかったら組めませんねこれ。

 
キットに重し、ウェイトをつけて直立を安定させます。
石膏かレジンか悩みましたが、ウェイト以外にもレジンを
使いそうなのでレジンを流します。
プラキットだとないですよねこんな作業w
透明な使い捨てカップに2液を同等にそそぎます。

レジンをそそぐパーツを選定。ん?足首だけじゃないの?
という感じですが、レジンを組み立ての軸入れの安定に
使います。強固な軸が必要そうな、もも、腰、肩などに
レジンを入れます。入れたときこぼれないように、
こぼれそうな箇所には目止めします。粘土で目止めしました。

そそいで数分後の写真。レジンキャストは固まるまですごく早く、
あっというまに固着します。これで腰も軸打ちしやすくなりました。

ホームセンターから3ミリアルミ線を購入。この長さが必要です。
ふつうの軸打ちでは、ソフビは気温の上昇でまがって、倒れるかも
しれません。なので、「なるべく一本の状態で、パーツを貫通して
軸を入れ」ます。  ・・・ここまでやる人は少なそうです、が・・
やらないよりやった方が安定します。

軸入れ。このようにもも、ヒザ下、足首を太い3ミリアルミ線で貫通
して、レジンで固めた部分にドリルで穴をあけて、がっつり接続。
ガンジョーな一本通った軸入りの足になります。


軸も入れたしもういいかげん吹くぞ、とパーツを吹く準備
したら、まだまだやる事ありました。塗装前に接着できる
部分の接着、整形です。このキット、左腕装甲がなぜか
3分割でバラバラです。そのままでもビシッとスキマなく
合うかなと思ったんですが、1ミリくらいスキマできてます。

肩パーツもスキマうめて整形しました。
・・・このキット、ちゃんと作った人いるんでしょうか?

整形後。肩のトゲは丸まっていたので、ソフビの『バリ』を
切って貼り付けて整形。もしこのキット作る方が読んでるなら
ご覚悟です。「まとも」じゃないですこのキットw
ソフビの1/100ジュノーンはそうでもなかったんですが・・。



やっと第一塗装です。なんつーか 濃いですねw
・・・・・やりなおします。タン+数滴ブラウン+黄+オレンジでした。
これまた作る人向けに書きますが  タン  まんま薄めて吹くだけで
いいです。FSS特集「電気騎士伝説」の、海洋堂クロスの色にしたいなら
タン+ごく少量オレンジ、ボークス生嶋氏作例カラーならタンまんまで
いいと思います。あんまアクのある色だと飾りづらい気がしたので、
生嶋氏カラーでやります。 ま 乾燥してからすね。

 
ちょっと見づらいですが、1/48と1/100のルーターべイルの比較。
SSSクロスのパーツです。144は、100のさらに半分くらいしかないです。
気分で刃をたためるように刃の基部にポリキャップを入れました。


 
フジミのBf109も第一塗装完了です。



クロスミラージュマスキング完了です。

 

FSSのみならず、『赤色』についてのエアブラシ塗装ですが、
このように下地にピンクを塗装しておくと、赤の塗装がキレイに
なります。発色があざやかになりますので、FSS以外にも
おすすめです。元々はF1のフェラーリの塗装方法ですね。



基本塗装完了、エナメルの茶色+黒少量で。
写真はスミ入れを塗って乾かしている所です。
正直、エナメルシンナーの石油系の揮発臭に苦しみ、
指は油まみれになるので、ガンダムマーカースミ入れ用とか
で済むならその方がいいと思います。しかし、これは
『模型誌作例』の再現をしてますので、エナメルをふき取って
できる淡い黒のすれ具合をわざと残したりと、そういう調整を
してふき取ります。もちろんあんまよくスミが入らない時は
やり直します。ガンプラと違い、がっつり凹が的確にキレイに
モールドされてないので(特にソフビは)、書き込みも
あります。
・・・割と苦戦する作業なんすよね。エナメルスミ落とし。
ちなみにWSCの生嶋氏はロットリングペンでのスミ入れを
おすすめしてます。超高いペンですけどw

 

Bf109のスミ入れ乾燥中。ちなみにタミヤ、ハセガワ
キットは非常に鋭い凹モールドが彫刻されてますので、ガンダム
マーカースミ入れのペン先は太すぎてキレイにスミ入れできない
感じです。スケールモデルこそ、このスミ落としの本領発揮の
場ですね。戦車モデルだと合わせてウォッシング技術など併用もありです。



クロスにはデカールが付属しますが、えーと ・・・ホビージャパン
91年6月号にこのキットの広告がのってたから・・・
ち ちょうど27年前のキットですので(・・・・・。)デカールがダメに
なってます。一応、窓ガラスにはりつけて太陽光線を数時間
あびせて、わずかに状態をよくしましたが まあダメですね。
ミラージュマークなどモールドはすべてラッカーで描きこみます。
一発勝負。なんか神経使う事ばっかですねこのキットw
「1」マーク2個だけデカールから使用です。不要に等しいかも?

 

ほぼ組みあがりました。右腕ですが、メタルパーツを2つ
使ってる巨大なルーターべイルが重過ぎて、ソフビの腕が
下がってしまう問題が発生してます。
ルーターべイルが重くて手が下がるとか計算外でした。
金属線軸入れ+何度もエポキシ接着剤を重ねて強度接着して
数日放置して、大丈夫か様子見てる所です。

こ こんな事でまで気を使わせるとは・・ 海洋ど~~う・・・!



おまけメルスもほぼ完了。Bf109メッサーシュミット、自国で
採用していたフィンランド空軍での名称が「メルス」でカッコいいん
すよね。このキットのデカールもダメになってました。
マークの一部が手描きになりました。


一応アンテナ線も再現。0.1ミリ金属線で再現。
この後つや消しクリアーを作り、全体に吹いてます。



3日間そのままにして、手が下がらない事を確認してから
クリアー+フラットベース少量で3割弱くらいのつや消しクリアーを作り、
全身にくまなく吹いて完成しました。

正直非常に製作がきびしいキットでしたが、完成するとFSS第6巻あたり
までのMHの雰囲気の、妙に凶暴なラインが再現されてます。別冊などの
記事では原作者の監修をしっかり取り入れて作り上げたとあります。
ちなみに元々は、最近は超精密MSキットで有名な西山氏の原型と書いて
ました。作り直したのは35レッドで有名な小田雅弘氏ですが、西山氏の
ラインもやはり残ってると思います。後に海洋堂から出たKOG・ATの
生々しい感じのラインに何か似てますし。かなり製作は手がかかりますが
いいキットでした!

次はホーンドミラージュ製作を記入します。

PR

Copyright © マイナーキッツ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]

管理人限定

プロフィール

HN:
こーじ
性別:
非公開

カテゴリー

P R

フリーエリア

アクセスカウンター
アクセスカウンター
アクセスカウンター

ブログ内検索

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31