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マイナーキッツ

主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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海洋堂 1/72 ナイトオブゴールドAT 完成(製作記事あり)

完成しました。このキットがいかほど悪鬼羅刹かは、次の記事に記入致しますw
まずは完成写真を。ネットでも多く出てないので、多めにw











 

 



バストアップ。更に顔をアップします。



ここまで迫っても安定して写真をとれます。大型キットならでは。
1/72とされてますが、実際は前に作った1/48クロスミラージュと
同じような大きさです。



脚部アップ。赤いラインはスジ彫りではなく、画集ジョーカー3100の設定画通り
うねるような彫刻が施されてます。





細部も大きさがあるので精密に作られてます。細かく彫刻された
スタビライザー先端。腰の帯剣止めはオリジナル要素で作られてます。
2本の牙が噛み合って止められている作り。MHの冷徹な感じを上げてます。







95年の造形ながら、現在でもまったく最上位で通用する彫刻。バックフェイスの
表情に注意。他のメーカーや原型師のATキットでは、バックフェイスがややキツめで
やんわり微笑む表情ですが、このATはアマテラスのミコトやリトラーを思わせる、
強烈に引き締まった鬼神のような目つきと輪郭。MHの冷徹な存在へのこだわりを感じる。



白背景の写真。今回も天気が曇ってしまい、暗めの写真ばかりに。
数十枚の内、一番明るめな2枚のみ(・・・。)





ここからは72の大きさを生かした巨大感ある写真を。単行本1巻冒頭の
レッドミラージュのような、下からの迫力の見せ方で!















この切り立った、凶器のような鋭いシルエットを見よ!と思った!(ハイハイ)



第一巻よりすでに登場している、ナイトオブゴールドAT。その特異な王冠を頂いた
スタイルを、強烈に凄みのある造形で再現。目つき、「天照帝」の彫刻。
海洋堂が谷明氏をデビュー1作から異常にホメてたのも、こうして作ると納得です。

 

日ざしの光りで「普通に部屋で飾ってる」写真以外に、フラッシュで撮影したもの。
全身の金色塗装も均一に見えるので参考として。実物はこの色よりもう少し重さが
ありますね。





作ったニス塗り大型ベースに乗せたフラッシュ写真。FSSは重厚なニス塗りベースが似合う!
この色はかなり現物に近いです。



大きさの比較。ガンプラの1/60より全然でかいぞ!つーか施されてる彫刻と造形そのものが
ブロック体が基本のガンプラと比べて複雑繊細すぎて比べてもしょーがないかも?






KOG・AT、1/72谷明版でした。
これで前に作った1/100KOG・ATともどもで、海洋堂広告どおり
『二者二様のパトラクシェ』完成です。




 なぜ95年12月に1/100ATを売り、すぐ後の96年2月にこの1/72ATを
海洋堂は売ったのか。見ての通り、 どちらもあまりに鬼才すぎた のが
よくわかります。そりゃ出しますよね。出して残さないとダメだと思います。
ともかく、できた瞬間、この巨大でかなり重いレジンのATを見て笑っちゃい
ましたよ。なんだこれスゲー、とw。実物を見ちゃうと、もう笑える事は
保障します。あまりに存在感ありまくりで。もう、完全に飾り物です。
現在美術の最先端はこういうのでいいんじゃねーか?と思っちゃうくらい
飾れるモデルです。確かに後の1/100・5万円(6万だっけ?)KOGより
彫刻や精密さは劣りますが、「見てやべえわこれ」レベルは、この72ATが
上と判断しました。ちゃんと5万KOGも海洋堂HLで完成した現物見てます。
 
もうすぐこれより更に巨大な、40cmのカイゼリンがボークスから出るのが
控えてます。もしこれと並べて飾れば、爆笑しちゃうでしょうね。
存在感超ありすぎて。一応、カイゼリンの27mで40cm(約1/70)と
このATの17mで33cm(約1/50)も差異はありますが、大体で見ると
同スケールです。MHは途中から14メートル設定から大きく見せてきて、
ボークスの1/100は完全に1/72くらいで出してますし。並べると楽しい
でしょうね。これで、ボークスから95年に出た1/72「最強幻像への挑戦」
35cmレッドミラージュと3体並べると、最高に笑えるほど楽しいかも。
悪戦苦闘した製作記などは下の記事に。


 

海洋堂・1/72、谷明氏原型、パトラクシェミラージュです。


 

 

足のイレイザーエンジン部分のパーツ。100%工具とパテやプラ板などで
作られた原型は、キャスト複製キットにおいてもこのように、考えて作った
痕跡が見れる事があります。これはおそらくタミヤ・5ミリプラ棒(角)を
束ねて、巨大な72スケール(元のイベント版は1/60。海洋堂が72に
訂正している)の負荷に対処と同時にパテの節約も兼ねた工夫が。
やはり人の手で作られたものはいいっスよ!こういうの見れて。
よく接着すると見えなくなる部分に、原型師のメッセージが彫ってある事も
あります。WSCは高確率で原型完成日が見れるので、キット所有者は探してみよう!



パトラクシェのスケール別の頭部、王冠部分。左から72、100、144。
大きさはこの72は25cmもあります。先月の100イチSR1よりでかいですw
144はウェーブのAT。とてもよくできたキットで、これも作りたいですね~



で いつもどおり最初はキットの離型油除去からです。
ひたすら磨く。ともかく磨く。全パーツ、ママレモン系洗剤を入れた
洗面器につけておいて、更にこうして磨いて磨いてみがきまくる。
パーツにさわって「すべらない」と油分が除去されてます。
そこまで全パーツしっかりクレンザーと洗剤で磨いて除去します。




磨いたパーツを乾燥させたら気泡・段差の初回作業です。さすが96年の
海洋堂キット。もーーあるわあるわアナがw 特に海洋ど~~ぅ・・なパーツが
この腰のバスターランチャー基部。左の、うす皮キャストの下に黒い穴がみえてる
のが見えますかw こんなんばっかりです。このまま作れば段差処理のやすりがけで
うす皮がはがれてアナだらけになるので、この時点でアナをひろげてキャスト片や
プラ材をかませて完全に埋めます。右は気泡処理でひろげた所。むごたらしい数w

 

微細でも瞬着で埋めきれない半端な大きさの気泡は、1ミリピンバイスで
開けて、のばしランナーでうめて整形。1ミリのドリルの先に、深くアナを
あけないように先2ミリから下にテープを巻いて視認しやすくします。
右は穴、大穴にレジン片とプラ材をかませて瞬着で埋めて接合した所。



剣のツバみたいな所の気泡。ここもアナをドリルで広げて、
深く掘らないように注意してプラ材で目止め。このような
じ~~~~っと見て 見て アナだ、処理・・・じぃ~~・・・
ここも。という、風の谷に入った胞子を焼くように辛抱づよく
処理していきます。姫姉さまもそうしろって言ってた(あ そ・・)

 

このような感覚を少しづつ開けてカケている所は、まず一気に全部切っちゃえ
とか乱暴にやらず、一つづつ三角に切り広げて、両側からキャスト片を
接着して、完全に乾くまで待ちます。もちろん待ってる間は、他のパーツの
気泡・カケ埋めをします。



両側が乾いたら、慎重に埋めたキャスト片を切って小さくして
いき、十分キャスト片が入るスペースができたら埋めます。
急いで「あ~~~もう全部切りとってプラ板でも貼る!うまく
貼れなかったらもーヤメだ!つーかこんな細かいカケやアナは
もう無視だ!」  ・・・と熱くならず、じわ~~っと冷静に
じっくり作業します。急ぐとロクな事にならないのは知ってます
のでw、じっくりと。でも売るだのでなく、自分の部屋に飾るなら
ここまでせんでもいいなーとも思います・・・(ですよねー・・・)

 

まずは装甲の「ふち」部分など、パテで処理しづらいカケ、アナのキャスト片
での処理終了。この後微細な気泡、広い面などのアナやカケなどを瞬着と
ポリパテでうめました。上の写真はごはんつぶつけて遊んでる図じゃないすよ、
も~そこらじゅうアナあいてます。同社のクロスミラージュ同様、恐るべき
アナの数・・・逃げたくなってきたけど、ぐっと堪えて2回目パーツ整形へ。
これも娯楽のうち?(ひえ~)でも当時4万もしたんだから、手抜きは
許されぬこの状況っ・・・。




多くのパーツはスジ彫りを引き直し。もちろん改めて何か
入れる訳ではなく、単になぞり直してるだけです。
まずはデザインナイフで慎重になぞってから、すっと
エングレーバーを引きます。わきにそれていらん部位を
キズつけたら、とりあえず彫り直しは済ませてから
瞬間接着やパテなどキズにぬり修復します。



首の細いパイプ。レジンのランナーが持ち手分ついた状態に切って、
作業しやすい状態で整形。右のような細かいパーツに効果を発揮します。
このキットは72の大スケールなので100イチと違いわかりやすくていいですね。



3キットの第2整形終了、全パーツ切りくずやけずり粉がすきまに
食いついた状態なのでいつもの洗剤洗いです。この洗剤程度で整形した
レジン片が落ちる程度の強度では人の手に渡るものとして問題があるので、
しっかり磨いて直した場所の強度が十分かも確かめます。細い
スタビライザーなどのパーツから折らないように慎重に洗浄。



72谷明氏のKOG.ATの魅力、繊細な頭部の彫り込み、胴体に
びっしり彫刻されたジャバラ。見ていて気持ちいいパーツですね。
海洋堂の広告文通り「パーツを見てるだけで幸せ」な感じw



洗浄が済みパーツをふいて乾燥している所。下のシャツや布は
乾燥と微量の水気を受けるため。



乾燥後、タミヤホワイトサーフェイサー吹き。さすがに100以上で大きい
パーツも多いので、大きめな箱を4つ使って並べます。スプレー噴射で
飛ばされるような重さのパーツは、細長い短冊を用意して両面テープでとめて
吹きます。次は3次最終整形、サフが乾いた後になります。白いサフ乾燥
パーツ状態から磨き作業は写真とってなかったですが、毎回ここで他のキット
でやってる通りです。相当磨きました。

 
マスク塗装完了、スミ入れ作業終盤です。正直96年(実際は95年)のキットと
考えるとありえない作りこみがされてます。見えない装甲裏にびっしり刻まれた
彫刻が素晴らしい。

今回は、前から書きたかった「レジンのFSSキットの接着」と
「必死で隠せ!!基本リタッチだ!」も合わせて記入します。

 ところでこのキットは定価38000円(96年当時)です。しかし33cmもあり、
同社の海洋堂1/48クロスミラージュ限定レジン版がほぼ同じ大きさで5万です。しかも
クロスは93年ごろの発売で、96年のこのキットは本当に「格安」といえる価格です。

なぜか。

おそらくですが、海洋堂一発目というのと、マジでイベントキットまんまに
多少クリンナップして(スタビライザーなど)大急ぎで出したから?と思ってます。
とりあえず

 







おわかりいただけましたでしょうか。
このように作るとかどうより、説明書とパーツを信じても「作れない」というのが
正解です。では、よそでネットで出てる、2体(だと思う)の完成品はどうだろう?
一体は超級にうまい人が作っていて、自分もそれを見て上の間違いに気づきましたw
もう一体は、なんとか接着したものの浮き上がっていたり大変な目にあって完成してます。

なので、今回ほんとーーーーーーーに設定画、他人の完成、イベント完成写真、広告の
写真を何度も見て、慎重にじっくりとかかりました。
もしバンバン作ってたら、全身歪んで足が逆でアーマー全部プラプラで肩はナデ肩の
あぶない完成になってました。・・・このキット、途中であきらめた人かなり多いんじゃ
ないでしょうか・・・。


参考にした5枚。他にイベント版も見て確認します。
よそさまの写真なので、モザイクをかけてます。

:『レジンFSSキットの接着 ―苦心の接着』



このキットのヤマのひとつ、腰アーマー。何もつける位置のモールドがありませんw
まずは腰全面の2枚。ここは先に接着します。テープで仮止めしながら位置を決めます。

 

アーマーパーツ同士の接続はこの小さいホゾしかありません(ひえ~)。
なので、最大限生かすため0.5ミリ2本軸打ち、2液で強度接着します。



腰アーマー基部もテープで仮止めして慎重に位置決め。このように、テープ止めを
駆使して進めていきます。まず「片側」だけしっかり接着します。両側同時に
つけると、あとで一方の接着が弱かったり位置決めが半端だったりでバランスが
不安定なまま接着される危険を回避します。まず左側、そして左を参考に右を接着です。



腰と前後して申し訳ありませんが、接着の順序は説明書どおりだと腰アーマーを接着したあと
足を接着になっていて、早い話が追い詰められますww 足が接着できなくなります。
もちろんんな指示でやれませんので、定石どおりアーマー類と腕はあと、まずは頭、足を接着。



肩口の腕の接着。ものすごい自重がかかるので、2液のほかにエポキシパテも
投入(足もです)。エポパテをこねる時は必ず手袋を。どーしてもイヤでも水を
つねに指につけて下さい。今やいなくなったモデラーの方々の、心からの助言で
エポパテ類の素手の有毒性を侮るな、があります。必ず石鹸で手洗いを。
十分にまぜたパテを2ミリに開けた穴に入れ、軸打ち接着します。



腕やアーマーは接着後も乾燥時の脱落を阻止するため、テープで止めておきます。
はやっていじくりまわさないように注意(モデラーが必ずやる失敗NO.1)。



なんの位置の指定モールドもないストッパー。このように接着しました。





スタビライザーも適当な位置指定のみなので、このように解釈して接着。
・・・女将だ。この説明書とパーツ指示したものは誰だあっ!!!!!女将を呼べえっ!!



このキット最大の問題、肩の角度です。上記のようにゆるい角度が設定されてますが、
うまい人製作の写真のように鋭角な角度がカッコいい。角度を鋭くします。



 

肩アーマーの片側だけ接着して肩内部を見える状態で位置決め、軸入れして角度を
変えて強力に接着。納得するまで位置決めは妥協せず、じっくりと。
これで本体の接着は完了です。しっっかり乾燥させましょう。


:『必死で隠せ!!塗装は基本リタッチだ!』

今回は塗装の「修正」についても。こういう事は「リタッチしてます」程度で、
あんま触れない要素ですが、実際はこんな感じです。



接着と密接する事ですが、2液接着剤はだれだれな粘度で、多くつけた時に
パーツ同士合わせると当然ハミ出ます。そういうハミ出しは、メン棒で除去します。
今回120本以上はみ出し除去で使ってます。その時、ハミ出しの液が無関係な
パーツについてしまう事はよくあります(液体瞬着ならこの危険度は更に上がります)。
ついてしまった場合、塗膜はあきらめるしかありません。他に別の塗料がハネた、
道具や金属線でキズつけた、さわって動かした時にぶつけてはがれたなど幾多も。

とりあえずそういう箇所ははがします。ただし千番、それ以上の紙やすりで
まわりの塗装とすりあわせるように、丁寧に。



左の肩の下側は、説明書とパーツを信じて接着すると内側が浮き出ます(・・・か・・海洋堂~・・)
浮き出た部分はやすりで処理、整形して再塗装。まわりに被害を出さないようにテープで
しっかり守ります。
ちゃんと仮組みしてればこういう事おきないでしょ、と思われるかも知れませんが、
この「塗装完了から全身のバランスを決める」のが重要です。
塗装前のレジンの全身薄茶色状態では、どういう取り付けが正解か意外に曲解してしまい、
仮組みでしっかり組んだのに塗装後にぜんせんしっくりこない、という事を幾度もしました。
塗装した状態でシルエットを決める事が重要です。なので、こういう事も起きますが
じっくり対応していきます。この方がいい飾り物を作る近道と、自分は考えてやってます。

右はさっきの塗料がはがれたアーマーの修正後。言われないと直したか気づきませんよねw



手首のリタッチ。キズがあればちゃんとやすりで修正して、塗り直し。
塗料はリタッチ用に余分に用意しましょう。接着とリタッチ、レジンキットでは
このふたつが苦悩させます。これも値段のうち?(ひえ~~)・・・って2度目?



戦いは終わった。悪夢のような説明書、騙す気バリバリのパーツ指示。悩みに悩み
ましたが、ちゃんと完成として立てましたっ・・・ではっ・・。




特別記載:ただの日差しで撮影?

窓の日差しだけの撮影?な疑問に答えるべく



と いう事です。
このみすぼらしい撮影(撮影なんて言葉すらもったいねえぞ!)はまさに
部屋に飾った色合いまんま。なんで、ホントーにオクは写真どおりで、
マジで日差しのみ。晴れた日に飾られた状態として。作り物の照明なしです。
 まんまですよ。真ん中だけ写真実寸で貼ります(写真の実寸は2592X1944)



パトラクシェの場所だけ実寸で貼っただけです。
ほかの写真と同様ですよね。もちろん他のはちゃんと
接近してぶれないよう注意深く撮影しましたので、この遠距離
撮影より精度は高いです。今回は170枚程度撮りました。

最後に、多く写したけどピンボケはもちろん除外、足がフレームアウト、
黒い紙から部屋の壁が見えちゃってるのもダメ、と選定していき、
9割は未公開写真なのを毎回やってます。個人的に気に入ってる
写真もありますが、見やすさなどで使えないものも毎回ありますね、

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