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主に製作したキットを公開する場にしたいと思います。 シャシンが見づらかったらお知らせお願いします。 描いた絵も要望があればのせる事も。よろしくおねがいします。 リンク先のピクシブはえろくさい絵やうごイラやまんがばっかりなので 見る方はご注意下さい。

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1/144 ヤクトミラージュ&ルンシュペルター 完成

海洋堂・ヤクトミラージュとウェーブのシュペルター、
ルン仕様に改造して完成です。まずは完成した姿を。
4ぬほどキツくて何度か4んだ製作記は長すぎるので
この記事の次に掲載します。 
 


海洋堂1/144、「ザ・ヤクトミラージュ」。
最近は最新のGTM・炎砲(イェンホウ)または翠帯(リョクタイ)で
アニメ誌の表紙も飾った巨神。本編8巻の猛威、残虐非道の殺戮を
見せ付けて読者を驚かせた(自分はビックリしました)本編そのものの
姿の、難易度も迷惑にも同じく最強のwレジンキット、完成です。

 

同スケールのシュペルター・ミシャル・ハ・ルン機も完成。
同スケール、本編でもこのように並んでシーブル勢MHを
迎え撃った姿を再現。1/100では巨大すぎるディスプレイも、
1/144の丁度いいサイズ(それでも全高36cmで巨大ではありますが)。
大きすぎて飾れない、1/220の、20cmほどでは小さくて迫力が
ないというどちらでもない、見ごたえも十分なスケールで完成。





一撃で14メートルの青騎士を両断、突き刺して吊るし上げ
さらに大口径レーザーで焼き壊し、最後は全力でザカーの
3倍の高さから叩きつけてシーブルもファティマも全員
バラバラグチャグチャに臓腑おも戦場にふりまいた、まさに
悪魔という斬撃をふるった巨剣。キットよりさらに2cm延長して
より冷酷さを高めて再現。













 
 




 
 
本編6巻、最後にて2ページ見開きで大迫力の発進シーンも
1/144では迫力十分に再現。6巻大スキなんですよね。も~あの
ダメっぽい語なザンダ語(?)、パルテノはいいとしてなぜか
メヨーヨ大帝まで普通に話しててw超笑いました読んだ時。
なんか、ちゃんと5・7・5みたいというかリズムがあって
読めるんすよね。「ゴー・オンント、ゴックンReady」「JUMP!
イッテルント多謝!」「ント、STANDシーマブ小(SHOW)ー貴!」
・・・という、なんかリズミカルだけどどーしようもないwこの語。
天才だと思った読んだ時。なんで久々に自分もHipでBADな特撮ント、
絵つきでデンジャラスエクスタシー100万発でシーマブUcky!(うるせー!!)



6巻のHipでGOODなLITTLEラビット、シルエットで登場のシーンで
グラッチェ!OiOi似てねえFOOLでBADなパルテノファッキンピクチャー、
ユー、ヒップでばっ・・・ く くるしいっ・・ごめんなさいもー出ませんっ・・
(誰もザンダ語でかけと言ってないぞ?)










ベイルが写りづらい感じなのに気づきましたので、単体で。
すんごい大きいです。裏も彫刻がびっしりでニッコリすよ!
では同スケール、シュペルター・ルンいきます

 











ヘルメット、肩装甲新造など結構やってますが、胸部はシュペルターの
ままです。本編を完全再現するなら、胸部のすごい出っ張りを切り離して
なだらかにするんですが カイエン機の肩パーツがもったいなくて
シュペルターを2種、暫定だけど変換させるためこのままにしました。
超絶せこい作りですねと思いましたら その通りで御座います(ああっ・・)







このように肩のカイエン機装甲とメタル製の剣も作って差替え可能。
新造のルンの肩はアルミ線で差し込み可動ですが、カイエンの肩は
両面テープ止め。・・・あとでアナあけてこれもアルミ線換えに
したほうがいいかな?「オチ」たら聞いてみよう(・・あんまり言うな?)






全身をアルミ線で止めているので、アルミ線可動できます(うわっ・・)。
派手なポーズはとれないけど、このくらいまでなら。






本編8巻の例のシーン、「何も見えねえケルシャーどうしたぁっ!」
『マスター右っ!!』「ファーーック!!」 ギィンッッ(斬撃)
なコマのシーンも ・・まあそこまで腕も開いてないけど再現です!





ベイルのネイル、ツメも可動。腕が上まで上がらないから本編の
ベイルアタックのコマをマネづらいのが残念な構造。ぎりぎりまで
アルミ線を引き出して上にまげれば近くなるけど ベイルごと
腕が落ちます(ダメだぁあ!!)
  


大きさはこんな感じ。今回、いつもの1/100じゃなく1/144だから
ガンプラとそう大差ないのではという所ですが、このように
一番小さいですガンプラ。つーかもしヤクトのキックをこの
ザクがくらったら星になるほど吹き飛んでコナゴナになりそうな
「見た感じの強さ」ですね。同じ緑色だけど、完全にやられる
ポジションな見た目にw「早く帰りてえな」とモノアイで語ってそう。



オプションパーツの一覧。
ヤクトにはメタル製のエジェクターが6機付属しているので、5機は
普通に塗装して1機のみメタルの金属地を磨き、プライマーを塗って
メタルキットとして完成に。
シュペルターはレジンの肩、ひじ、メタルの剣の止め具、手首、
剣とさやつきの剣を用意。剣を立てたり持ったり、止め具や
肩装甲は両面テープ止めのオプションですが装甲変換のお遊び
として。パーツが小さすぎて、穴あけ金属線差し替えがやりづらい
のでこのようにしました。

 

同スケールならではで、本編のあのシーンもこのように。
「シャフト!3機まとめて来るぞ!!援護する!」
『援護だー!?ざけるなバカ!!お前にゃ左はじの青騎士を
くれてやるからボクたちのジャマするんじゃねーぞ!!
いっくぞパルテノ!!』・・のコマを。一応、市販では
1/100で過去にボークスからどちらも出てますが、あまりに
巨大すぎて手に余る完成でもなく、「大きい」けどやりすぎて
ない1/144の大きさでの本編再現。このふたつがあれば、まあ
「FSSモデルの至高」は大丈夫ですねw。本編史上一番凄い
戦闘シーンの2機だけを飾りやすい大きさでディスプレイ。
おいしいとこだけ取りましたな2機でした!
 
使用キット:1/144(1/220表記版)海洋堂・ヤクトミラージュ:59800円
      1/144ウェーブ・シュペルター:11000円
      1/144ウェーブ・レッドミラージュ:3200円

以上 マジで7万かかった2機でしたー・・・ 昔買っておいててよかった・・
でも当時でもこりゃ高いなーと買ってましたね。今はレジンはGTMですが
ええとダルマスが な 7万きゅうせ・・・ その どうしましょねもう
(ひえ~)おまけで1/100ボイスオーバーもついてるよ!とかじゃない
ですよね(あたりめーだ!!)その カッコいいですねダルマス!!(・・・。)
2機の製作記は次の記事に掲載します。
えらく疲れた、もうヤダ、このキットヒップでBADとかウザウザに
かいてますので なんというか ごめんなさい(あっ・・)ではっ・・。

 製作記事はこの後すぐ。

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1/144 ヤクトミラージュ&ルンシュペルター 製作記

今回は多少大きめをいきます。



これをやりましょう。箱なしなんすよねこれ。もちろん正規品です。
メタルパーツもあるぞ。すんごい前に一度、作った事もあります。
前のBテンプルと同じく、10何年前ですけどかなりヤバいキット
だった記憶あるな。腕回りがヤバかった気がする。ともかく。やると
決めたら、もー「5万スタートで売るから箱なしでも誰かどう?
かって~~!!」 -ともいかんので(いけば?)・・・わたくしは
『作りたい』ので!やります。まずは




・・・何してんの?な状況ですが。
このプラの入れ物は、ホームセンターとかで売ってる事務用の
大きいプラ戸棚の、引き出しです。長さ40cm以上ですが、
この大きさがないとこのキットの約200パーツ、ママレモン&
クレンザー洗剤液に沈めるには足りないので、やむなく絵描き用
文具を取り出して使用。そのままだとほこりやら上から色々入り
そうなのでラップで覆って数日つけ置きです。90年代レジン
キットは、まずは離型剤の油分抜き。

 


 十分につけ置きして、本格的に油分除去の洗剤磨き。
たっ、盾がでかい!!知ってたといえやっぱ直に作業するとでけえな。
肩のロールバーのついた装甲もすんごいでかい!1/72のKOG・AT以降、
ひさびさの大型キットです。ボークスのキットならどうにかできる!
これはっ!? あっ、また海洋堂だ(ギャーーーーーッ)そうだった・・・
そもそも海洋堂だったぞこれは・・・。気泡少なく出て!おねがいぃーーー!

  
 
 
乾燥後のパーツ一部のアップ。肩フレームのスケルトンアーマー。
このようにもはや完成させる事を拒否してるような成型状態w。
いまのボークスにこういうパーツ、あります?



3,4:では開始です。で。開始早々これです。
肩のロールバーですが、もちろんすべての棒にパーティングラインが
入っていて(ギャーッ)、それをまずすべてナイフでそぎます。
注意してもこのようにポッキリです。そりゃもろいレジンが1ミリ以下の
棒でしかも成型がアナだらけです。こういう事は「込み」の商品です。
ともかく折れたバーは0.5ミリ金属線を改めて穴あけして刺して強固して固定します。



5:メタルパーツすべて。このキット、本体にメタルパーツを接着
して作る箇所がいくつかあります。ツノや剣の刃なら後からでも接着
できますが、フィギュアのふともものように「接着、整形してから
塗装」部分があり、まずはそこからやります。
6:腰の骨盤の、腸骨にあたる部分はメタルパーツ接着部分です。
抜きの問題での構成と思いますが、塗装前に接着整形部分です。
まずメタルを磨きますが、このような小さいメタルはスチールウールで
磨きづらいので、何か台になる物(これではナイフの替え刃入れ)に
両面テープを貼って、こすっても簡単に落ちないように止めて磨く。
 7:整形して磨き後に接着。小さいメタルといえど軸は入れる。
0.5ミリ線を軸打ちして固定、接合部は瞬着を厚めにぬって分割を処理。
 8:両方の位置のバランスをよく見比べて接着。もうヤバい構成すねこのキットw。



9、10:気泡埋めももちろんバリ、成型ライン処理と同時に進める。
まだサフで見やすくする前でもすんごいアナだらけな面がよく見える。
三角でうすい空気抜きのバリもわんさか処理しづらい場所についてますw。
ともかく見つけ次第大きめに穴をあけてのばしランナー接着、瞬着・パテで処理。



11:離れて見ると一見よく抜けてる、肩のアンブレラアーマー。
12:しかし接近するとこれです。やはりすべてのスポークに
成型ライン、バリがびっしり。・・・た 助けてっ・・。
13:バリやラインだけじゃなくこんなパーツでももちろん気泡穴も
あります。パーツ自体が薄いからホントに「穴」あいてますw。ああ・・
14:バリ、ラインに穴を処理した所。これが200回続き、なおかつ
これより遥かにひどいパーツが山盛りです。59800円出してこれを
やるのです。・・・・・。



15、16、17、18:腰アーマー。最初の肩フレーム同様、
こんな細いほそいフレーム状な装甲でもまっったく抜けてませんww。
完全にバリで埋まって成型されてます。これをくりぬくんですが・・・
作る人向けに書いてますが、いきなりナイフで貫通してくりぬいたり
しないで下さい。パーツがまっぷたつになる可能性が高いです。
まずはピンバイスなどで2ミリ程度の穴をいくつかあけて、そこを基点に
少しづつくりぬいていきます。1ミリ以下のフレームが平行にあるパーツ
なので、ホントに集中してナイフを入れて下さい。少しでも刃先がすべると
あっさりフレームを切り落とします。
19,20:装甲の最後部、三角になってる先端部分にアナが
あいてますww ・・だんだんついていけなくなってきましたが、
まあ のばしランナーを入れて瞬着で固めてアナを埋めます・・。
 


21:足の側面。ひも飾りのような彫刻が見映えいいパーツですが、
その彫刻のすぐ横に成型ラインの段差がありますw か 海洋堂っ・・・。

22:やりづらい成型ライン直しもですが、全身のスジ彫りも全体的に
浅い感じです。浅いな、と感じたらすべて彫り直します。

23,24:腰の副腕の基部パーツ。成型ラインをけずると、右下の
スジ彫りも消えてしまう位置です。このような成型パーツが平気に存在する
のが90年代キットですが、もちろんスジ彫りは彫り直す。・・もう何パーツめだ
こういうの?助けてっ・・。



:25、26、27:肩の装甲。中央部が違うユニットのように
作られてますが、その部分だけスジ彫りラインが深すぎてレジンが
薄皮状態でさわっただけでポコッと壊れそうな成型。実際、薄いどころか
穴、キレツもあります。このまま進める訳にもいかないので表、裏の両側
からパテ、瞬着で目止めして整形します。
28、29、30:腕のカフス部分装甲。パーツの先端部分の断面に
大穴があいていてw、29のように穴の薄い部分が半透明に見えるほど。
穴にパテを入れて瞬着も併用して目止めします。いつまでこんな処理が
続くんだっ!?



31、32:腕につくユニットのパーツ。このように、両脇のうすいヒレみたいな
バリ。薄いしキレツもある。「バリを取るか」とナイフを入れてもおかしくない
ですよね。しかし。このバリ、彫刻の一部ですww。雑誌の完成写真みて気づいて、
・・・もう両腕ユニット、バリとして切ってごまかそうか?と一瞬思いましたがw、
さすがに6万もするキットだしやらねばという事で、このバリみたいなヒレを
復活させます。
33、34:薄いプラ板でもまだ厚いので、以前改造でレジンを使った時にできた
極薄のレジン板を切り、貼り付けて整形します。しっかり接着してできる限り薄く
紙やすりで仕上げます。34の右側が直したパーツ。こんなんばっかりです!



ともかく本体が異様に繊細なパーツばかりなので、ちょっとナイフを
入れると折れる、削りすぎるという事に。注意してもです。・・・正直、この
海洋堂の6万ヤクトは結構オクで売られてるの見るし作ってる最中を売る
のも見ますが、このキットはそれが許されますね。雑誌作例やネットの
キレイな完成に近づけるにはあまりに時間がかかります。時間のない社会人が
ゆっくり作るもの、という商品で通用はしてますが、他に作りたいキットも
多いじゃないですかFSSファンは。なので、あまりにキツすぎるしムリなら
売るのもやむなし、と思いますこれは。なんで、今回はいつもみたく「もし
所有してたら、ぜひ作ってみて下さい!」のセリフは書きませんww。
指があっさり折れたのでここも金属線止めしてます。



このように「バリかモールド、彫刻か?」と悩ましいパーツが山盛りです。
さっき31-34で書いた通りです。その、こういうのはもはや海洋堂での
完成した、精密な多くのアングルの写真、もしくはバリと彫刻を詳細に記載した
説明書が必要ですよね。どっちもキットに入ってませんww。自分は「前に
一度作った事がある」と言った通り、96年末の模型誌を2誌買っていて、
一度目もそれを見ながら作ってました。それでも相当前の一度目はかなり
いいかげんに作った覚えがあります。今回は徹底して直してますが、それでも
このように「詳細の写真の資料、それもちゃんと製作元の海洋堂のもの」は
必須で、ないと多くのパーツで「バリ」と間違って切り取って完成させた人も
多いと思われます。こういうキットなんです。なので、このキットの完成を
ネットで見て、「ここはとがってるはずだぞ」など見つけてもキットを作った
人のせいではありません。キットの仕様上、間違えるのもしょうがないです。
 


クリックで拡大できます。これはモデルグラフィック96年12月号。
vol.145号です。4ページに渡って詳細にパーツを説明していて、正直
キットの説明書より親切www。「上級者向け」と書けば何やっても
いいワケじゃねえぞ! ・・・と叫びたい感じですが敵を作りたくないので
だまっておきます(書いてるぞ?つうか前も女将を呼べとか書いてるぞ?)



すごく困る『直し』のひとつ、スジ彫りの中にあいている気泡穴。
・・・スジを埋める以外どうしようもねえだろ!となりますが、このように
のばしランナーで埋めて、改めてスジを入れ直します。これ、パテや瞬着や
エポパテではダメです。パテ部分の硬度がレジンより弱いので、スジを入れ
直すときパテごとそぎ落としてしまいます。しっかり穴に食いつき、レジン並みの
硬度がないと充填剤として使えません。プラ板や、プラランナーでないとダメです。
同じレジンでもまあまあいいですが、多少プラのが硬度が上なのがポイントです。
・・・こうまでして直さなくてもいいですよ?個人で所有する分には。いいんですよ!
スジ彫りにアナあいた完成でも!こういうパーツを入れてきてるんですから!
これは人の手に渡る事が前提だからやってるだけです。ちなみに海洋堂の完成見本は
けっこーアナありますよく見るとw。そのくらいでいいんです本来!



35:ここからはメタルパーツの整形。板のようなものに(写真は
100均の入れ物のフタ)両面テープかテープの接着面をくるっと回して
貼り付けで、このように配置すると小さいメタルパーツでもスチールウールで
くまなく磨けます。入りくんだ所はやはり指でしっかり保持して磨きますが、
本当に小さいメタルなので落とさないように注意です。

36:メタルにももちろん成型でできるバリがついてます。ホワイトメタルは
市販のナイフより硬度がかなり低いのでこのようにデザインナイフでも力を
入れますが切れます。小さい上に力も入れるので、ともかくすべって指を
切らないように要注意です。力を入れる関係で、このスタビライザーのような
細いメタルはさらに注意が必要。写真ではテープで止めて、なおかつ窪みやカド
がある板の部分でパーツを押さえながら切ってます。適当に切るとあっさり
折れるぞメタルは!あと、ナイフの刃はメタルを切るとすぐナマクラになります。
こまめに、10パーツも処理して「刃が通りにくいな」と感じたら交換しましょう。
37:とはいえ。このような事は起きるものですホントに注意してても。
このヒモみたいなメタルにも成型ラインはあるので、けずっていたら即
ポッキリでした。 ・・・・・。
38、39、40:こんなヒモみたいな細い断面でも、もっと細いドリルの
刃と金属線でつなげ直しです。0.5ミリドリル刃と金属線でつなげ直す。
こればかりはやり直し不可能です。一発勝負。アナの位置、深さ。真剣に
集中して取りかかる直しです。失敗してアナがヒモの途中で貫通ならまだ
いいですが、ドリルしすぎて折れた場合は。その細切れの折れた部分をも
再度穴あけでつぎはぎ接合以外は、もはやハンダの金属接合まで行きます。
ここで一発で食い止めます。 ・・・・・。キットのせいですから!もし失敗しても!
もし折ってしまっても作ったあなたは悪くないです!



41:直し終わったメタルと第一整形したメタル、まだキットのままの
メタルと。右4本が処理したメタルで、左4本がキットのままのメタル。
ざらざらですねやはりそのままだと。

42:すべてのメタルを整形、直して磨いた展開。記事ではもうイカり
まくりな製作記な今回ですが(すいません・・)、やはりこうして並べると
ニンマリもの。繊細なメタルのぎらっとしたツヤに笑みが出ます。
こういう時もないとな、と思いましたね!



すべてのパーツの 「第一整形」 まで終わった所。
まだ最初の整形ですよ。つまり、「バリ取り、整形ラインをナイフで削り、
見えるアナやカケを直す、接着していい所を接着してしまう」までですまだ。
紙やすりも一部しかかかってません。これから第二、やすりがけ、再度整形、
そしてサフと進行する最初です。2週間取られましたこの進行だけで。
 



42~45:番号の重複申し訳ありません。では直すアナカケくぼみのパーツ
整形です。ともかく。ともかく「薄い」パーツばかりなのがヤクトミラージュの
特徴で、これは腰の付け根につくフレーム装甲ですがこのように「小さく薄い」
という、少し力を入れてナイフいれただけでパッキリこわれる、神経を使わせる
パーツ群。そんな薄いうすい「ふち」のカケも、このようにカケ部分を台形に
切り欠いてレジン片を接着してやすりがけ、整形。これをやはり200回続けます。



46~49:本編で青騎士のムネを貫いて吊り上げてレーザーで焼き壊すという、
ロボットバトル史上でも珠玉な、類を見ない表現を見せたシーンで猛威をふるった
刺又のような切り開いた切先の大剣。1度目で上半身だけ動いて(これもロボバトル
で希有な凄いシーンすね)青騎士真っ二つ、2度目で貫通吊り下げ焼き溶かし、
3度目で40mの巨体が瞬時に眼前に迫り巨体が渾身の足元叩き落とし切りで
シーブル騎士団は機体全壊、搭乗者、ファティマもワタだのちぎれた人体がぶちゃ
ぶちゃに飛び散らすという、たぶん読んだ人全員唖然とした凄然残虐シーン。
 この巨大剣はFSSファンでは印象深いのでは、と思います。
キットの剣も凶暴な形状を見事に再現してます。さらに凄みを出すために、
 2cmほど延長しました。



50:山ほどアナカケパーツあるので詳細にパーツ直しは説明できませんが、
小さいパーツ部分のくせに5ツもアナがあいてるとんでもないパーツを。
他も似たり寄ったりでした。
51:最初の直し終了。今回は2周します。つまり直してる時に、同じ
パーツで別のアナを発見して、まずは最初のアナカケを直してから瞬着や
レジン片をまた接着して、続けて作業すると接着したばかりでナイフを
入れると乾いてない瞬着がつくので、「1つ目のアナを整形しつつ2つ目の
アナの直しを乾燥させる」ので2周になるのです。・・・・・。やるんですよ?
このキット買った人は。もしアナ開いたままでもいいなら必要ないですけど。
はい、もう200回いきますよ~ どうしようかこれ?(・・・・・。)

 

さっきの「バリか彫刻かわからない」同様、今回もBテンプルや1/72ATでも
あったように「区別がつかない説明絵図と実際のパーツ」が左右でたくさん
あります。上記のように別に、大きい完成写真の詳細な資料がないと
やってられない部分がかなりあります。この副腕の、3本のツメの付き方も
このファクトリーズの資料を見るまで不明瞭で、昔作った時は適当付けでした。
もし作る人がいるなら、わかりづらい箇所があれば自分の集めた資料と実製作
からの説明でよければ回答しますよコメに記入あれば。



52~54:腰装甲は楕円の部分と2パーツで接着が必要なのですが、
説明も適当にあわせて接着せよ程度の図で、もちろん接合部に合わせの
凹凸もないので(・・・・・。)このようにシャーペンであたりをつけて薄い
うすい装甲断面に0.6ミリのアナをあけて接合。これ、もし失敗して
薄い断面をドリルで貫通しても「あーあ、上級者向けって言ったじゃん」
ですよメーカーの方針は。「え?できないのに作ってるの?」と逆に
逆なでという。ほんと 「あきらめた」作りかけキット、オクやネット
中古売りにそりゃ出るわけです・・。



55,56:さっきの42の腰装甲ですが、装甲が輪みたいで、真ん中は
大穴でここに別の基部パーツを接着するのですが、説明書どおりにピタッと
はまらず  というか大体パーツピタッとはまらんけど  ・・はまらないので、
ハメこむ突部分のゆるいスキマをレジン片で足してハメます。もうね、オクで
ガンプラ完成で「合わせ目を消してスジ彫りを入れて『改修』しました!」とか
大げさにやってます感説明してるのよく見ますけど、普通に「海洋堂のメーカー
完成品に近いものを作る」だけで改修どころか幅まし幅ヅメ継ぎ足しと改造
100連発(正確には200連発)なこっちはどう「苦労したんですよ」な
 説明すりゃいいんでしょうね。え?まさに今やってるだろって?(あっ・・)
57:下腕の手首基部の取り付けは接合部が曖昧なので、ハッキリ接合部を
平面同士にするためレジン片をかませる。
 58:大型べイルの錨がついてる周辺は、彫刻が銀色の金属部分と装甲材の
白色部分と境界があやふやな見た目なので、銀色部分をハッキリ「銀色の部分」に
分けるためプラ材で境界を整合する。



59:塗装前にメタルのスタビライザー先端基部は接着する。メタル同士
なので0.6ミリ金属線で接合。
61:ヘルメットは複雑で繊細なパイプの段差を折らない様に注意しながら
すり合わせる。ちょうど胸鎖乳突筋(メタルパーツの部分)らしきヒンジ状の
メタルパーツは先に接着しても大丈夫です。
 
 


62~65:このキット、まっ正面の写真や現物を見た事ある人はお気づきと
思われますが、両足のつく間隔がすんごい広いです。自動車のタイヤが左右
離れてるくらいに超広い間隔で細い足がニョッキリ突き立ってます。海洋堂の
もうひとつの1/220ヤクトを見て気づく部分ですが、こんなに間隔広くないん
ですよね220。とはいえこの付け根の基部を切り取って幅ヅメすると、腰両側の
基部を取り付けるスキマがなくなるので、基部をつけれるスキマぶんで幅ヅメ
します。左右でたった4ミリですけど、少しでも違和感を軽減するためこの
ようにしました。



やっと やっと「サフ前で目で見れるアナカケ段差他」を直し終了。
スジ彫りにつまった削りくずなど除去のため2度目の洗剤洗いです。



66:乾燥後、GKの守護神タミヤホワイトサーフェイサー吹き。
なんつーこまかいパーツ多いんでしょ35cmくらいあるくせに。
なかなか大小パーツの全体に吹くのもサフを多く吹く事になるので
180ミリ缶2,3缶用意すると安全です。



67:サフが乾燥したら、いよいよ90年代海洋堂キットの凶悪なパーツの
真の姿がw現れます。見えなかった微細なツブあなびっっしりです大体の
パーツに。もはや毎日再発見あなカケうめだけ。日々がどんどん、瞬着ぬって
こすって塗ってこすって ・・・・・ 絵 描きたいです・・。完全に生活費が間に
合わなくなってるのでやるのみですが。絵はピクシブにえろマンガ数百ページ
出してるけどおカネにならない出し物ですし。これを「ちゃんとやって」
生活費が間に合って、絵を。間に合えばいいけど( ・・・・・やばくないか?)



68:もちろん何度もパーツを持ってこするので、細いメタルも折れたり
したら直す。もう塗装しないと間に合わないけどアナが見えたら、あ~もう
急がないと間に合わん!とあわてないで瞬着塗って乾かしてこすって整える。
急がないとダメだけど急ぐとヘタ打つという ああ・・。


 

69:作ってるうちに、血迷ってとある事を思い出しました。

ーそういやウェーブの144シュペルター持ってたな。それ、この海洋堂
ヤクトと同スケールだし、ルン仕様に改造して完成2体セットにすれば
喜ばれるんじゃないか?どっちもボークスやウェーブのプラキットも
出てないしこのヤクトも144シュペルターもレジンキットいま売って
ないし。『本編のヤクトとシュペルターのシーン』を立体で再現でき
るのよくないか? -と。

悩む時間もあんまないので あとで困るだろうなーと思いつつ キットを
開封しました。(事実、ホントは12月初めにヤクトだけ完成出す予定が
月末になって、色々払いきれず所有してるキット売った・・・あ゛~~っ!)

 
:1/144 シュペルター改造・ルン仕様製作(急に参加)

 

キットのメーカー完成写真はこんな感じ。もちろんルン仕様じゃないです。
このキットはカイエン機とディモス機を選択できるキット。8巻本編を見る
限り、ルン仕様はカイエン機ベースなのでカイエン機から改造します。
ルン仕様自体は、1/100ならボークス、海洋堂から発売してました

 

バスターランチャーはとてもやる時間もベースにできるランチャーも
所持してないので(ウェーブの2400円KOGのプラをもってたら
バスターランチャーを多少いじってつけてたかも)、左のボークス版の
ようなべイルとスパッド姿にしますが、塗装は右の海洋堂を見本に
仕上げようと思います。

まずやる事ですが
・ヘルメットの後頭部は二又に分かれている
・肩のナイトマスター紋章なし。ミラージュNoとマークに変更
・肩内側の5枚の金色飾り装甲がなく、1枚装甲がついている
・レーザースパッドとレッドミラージュのべイルを持っている
・ヒザ部の装甲は三角ではなくひし形に大型化している
・すねのスジ彫りラインがレッドミラージュのライン。
・ムネにレッドミラージュのリフレクターがついている

・・・という所です。時間が無いんで即始めます。




70:マジで大急ぎでやってます。もう、「11000円したキット
だしもったいないけど改造しようかなー」とか悩んでもません。
写真とって即座にノコいれて切り分けました。その後バタバタおゆまると
レジンを再度引っ張り出して(1度目のレジン使用は最後に記入してます)
台形型の適当な形状を複製、1/144の肩の大きさに合わせて切り出し、
ヒザにも適当におわん状の複製を作って切り出して貼り付け。形を
ナイフで荒出しします。リフレクターもレジン板で適当に切り出した
けど、ウェーブの144レッドからぶんどる事にしました。
71:ヒザ部分に最初のパテ盛り、乾燥後ナイフとやすりで形状を荒出し。急げ。



72、73:すねのスジ彫り直しとウーバリカオン(FSSに出る動物)
の彫刻を埋めて消す。瞬着で埋めてしっかり乾燥してきれいに紙やすり
をかけて、ラインを引きなおす。まずシャーペンでレッドミラージュの
すねラインを左右描き込んで、両足を並べて整合は大丈夫かよく見る。
集中してラインにそってデザインナイフを引いて、エングレーバーで
しっかりスジ彫りを入れ直す。
74:もちろんこっちもプラモデルではないので気泡アナもカケも
わんさかの90年代前半キット。時間もないので、いつもの3段階で
入念にアナうめカケ直し、洗浄後サフ、再度アナ埋めでなく
『サフして発見』を前提で最初は飛ばす。でもあまりに見ただけで
わかるカケは直しておく。
75:ウェーブの同社レッドミラージュのキットからべイルとべイル
基部を使う。基部の取り付けをシュペルターのひじ装甲にあわせて
作り直す。プラ材ではさみ込みを埋め、新しい基部にして装甲に
けずり合わせる。シュペルターのひじ飾りと差し替えにしたいので
接着はせず、穴を開けてアルミ線差し替え可能にする。



76:改造途中のパーツ。両肩の紋章ももちろん瞬着で埋めて
パテをぬって消したのち紙やすりで整える。
77:キットのメタルパーツ。カイエン用はすべて使う。
ホントは腰の両側のブレードフックと太刀(抜き身、さや付き
2本)はルン仕様はいらないけど、あって取り付けもできた
ほうが楽しいと思うので作る。手首のメタルは小さめなので
プラのレッドの手首も2種使う(スパッドをにぎる右手とにぎり
こぶしの左手の2つ)。計4ツの手首を作る。メタルはヤクトと
同様磨いて整える。



78:改造パーツ、通常パーツの整形ライン、見過ごせない
カケを直して全パーツ磨き、しっかり離型剤の油分を洗浄する。
最初に徹底して洗剤洗いはしているけどウェーブの144レジン
キットは結構離型剤の食い付きが強いので(以前クロスミラージュ
雌型を作った事がある)念を入れてサフ前のけずり粉の除去も
かねて再度洗浄する。

79:サフ吹き直前の写真。144はパーツが小さいので、板の棒
(これはプラモのランナーにテープを何重か巻いて作ったもの)に
両面テープでとめて、いっきに全パーツの片面すべて吹く。
しっかり乾燥後(乾燥中はヤクトの穴埋め続きをする)、 パーツを
ひっくり返して残りの片面に吹く。

こういうサフしてアナを発見しやすくして穴埋め、磨く作業を
手抜きもできます。「透明プライマーを吹くだけ」「ビン入り
サフで薄めに吹いて、缶サフの乾燥表面のざらざらをやすりがけ
する作業を省く」と手抜きできるのはわかってますが

90年代のキットです2つとも。通用しません。

穴だらけなので透明プライマー吹くだけで通用するのは、2006年
ごろのボークス新生ハイスペックキットくらいからです。気泡アナが
極めて少ないですからね。ビン入りサフを薄く吹くのも、たとえ
ちゃんとプライマーも吹いてから薄く吹いても、やっぱ「薄い」んです。
プライマー、サフの塗膜が。頑強に食いつく、もう絶対取れない
という強固な缶入りタミヤプライマー入りサフじゃないと、穴だらけの
パーツを力を入れてつかみ続けて作業、という事に耐えられず、パーツを
つかんでたらべろっとサフ地が指ではがれる事が。聖刻キットのニキの
時に実証してます。こういう急ぐ場合でも、最低限手抜きできない所は
手抜きしないでやる。 ・・・自分の部屋に飾るだけなら強固な塗膜に
しなくてもいいのですが、人の手に渡りますので・・・。



80:このように遠慮なくばらまき気泡だらけですw。手抜きして
プライマーだけで進めたら猛烈につぶつぶアナが見えてる完成品に。
瞬着パテで穴埋め、しっかり缶サフ塗膜を磨き上げ、表面を整える。
144のウェーブレジン完成品はオクでめったに出ませんが、それは
こういう作業がいやだしボークスの144IMSプラキットのほうが
ヒケ程度で表面処理も穴埋めもないのであっというまに完成します。
事実、前も書いたけどウェーブの144プラのKOG、レッドを6回
作ってますが一体4日か5日程度です。改造も含めて。『全パーツ
穴埋め、サフ、磨き、洗浄』。この集中するわ指痛めるわナイフで
指切るわ溶剤臭くらうわ削り粉が周囲に舞い飛ぶわないやなイヤな事が
ほぼないですからねプラは。IMSで「ガンプラより作りづらくて苦労
しました」とか書いてるの見ると、何か苦労かそれ?と思ったりする。




塗装後には見えづらくなる彫刻を。すっごい小さな、144パーツ
でもこのようにびっしり彫刻が施されてます。さすがFSS造形の
マイスター佐藤直樹氏。FSSではボークスの平井氏、シリコン
トライブの西山氏、WSCの生嶋氏、海洋堂の谷氏、ウェーブ、
新メーカーアワートレジャーのSyujyu氏がこの界隈ではファンが
よく名を口にしてますが、最初のFSSキットを作った佐藤氏の
この技。精密な彫刻、らせん階段のようにきれいな段の腰の基部。
素晴らしい。11000円、するのも納得の目眩む彫刻美。
苦労しても昔のレジンキットを作っちゃう人たちの気持ち、自分は
わかるつもりでいてはいます。

 

ここまでかけてやっと「塗装できるパーツ」になっただけです。
もう生活的に追い詰められてますのでずっとカンヅメで疲れて
ますが続けます。3度目か4度目の洗剤洗いです。もっとかも。
パーツが多いので2ツにわけて洗浄します。

 

ルンシュペルターもサフ後の整形完了、洗浄。
洗剤洗い後乾燥時間で塗装のスタメン決め。
シュペルター用の白は前に作った事がありますが今回は
あまり青くならないくらいの白を調合。他は西山氏の
ルンシュペルター基準の色で。ヤクトミラージュはモデル
グラフィック掲載時のコメントのロシアングリーン1,2と
RLM65ブルーをロシア1を70、2を25、RLMを5と
いう程度の調合で。薄いグレー系を4種調合して手首や
関節、ひざ装甲など部位ごとにグレーを調合。雑誌と
ファクトリーズ2010に載っているヤクトを見る限り4種
くらいグレーがある感じでしたので。腹部などの
ダーククレーも青系とウォームグレー系を調合。



ここからは写真を撮る余裕がなくなってつねに作業してましたので
写真少なめです。2キット で約270パーツの塗装です。ヤクトは
案外細身だから、塗料それほど使わないのでは?と思うかも知れませんが、
相当使います。 これは、このヤクトミラージュのデザイン特性に
関係してて、スカスカで枠やバーや穴あき装甲だらけなのが、塗料を
多く吹く事になってます。つまりガンダムなどの箱型で装甲が平面なら、
吹いた塗料をまともに壁となり「受け」ますよね。たとえばヤクトの
肩のアンブレラアーマー。スッカスカの傘の枠みたいな大きいパーツ
ですが、見た目どおりスカスカなんで塗料がスカスカぬけてw、
枠部分にしっかり塗料がのるのか、というといいとこ放射範囲の
真ん中の枠くらいしかのらないんですよね。つまり、枠やバーの
一本一本をしっかり、裏表上下左右、1度吹いて乾燥後再度吹いて、
さらに乾燥後にと3度は吹かないとしっかり緑色がのりません。
何から何まで難しいんですよ。このキット。時間、かかります。
ヤクトだけで相当のパーツ数量です。



82~83:本体色をしっかり乾燥させてマスキング開始。

多くはもう語りませんが つかれました。本当に。

写真をとってないので文で説明ですが、胸部、脚部左右のすねは
3回マスキング塗装の必要があります。
すねだとまず全体を白色→乾燥後、紅白の警戒色の赤をマスク、赤を吹く→
乾燥後、すねの警戒色部分をマスク、緑を吹く→乾燥後、ひざの裏の
装甲部分をマスク、ライトグレーを吹く というように、乾燥、マスク、
吹くを繰り返します。本と~~~に短気な人には向かないなこれは。
シュペルターは肩の裏をマスクする時間がもうないし、全部白で吹くか
ヤクト吹きながら悩みましたが やりました肩の裏もマスク。なんつうか
11000円もするキットで手抜き。できんわなあ・・・。



完成も近づいてきたけど、250ものパーツを洗ってけずってと
やっていると、細い小さいパーツ。こういうのをよく壊して
しまいます。気をつけてやってはいるのですが、ばらばらに砕け
るともはや新造したほうが早い場合があります。今回は腹部の
パイプが砕けてしまったので、径は1.5ミリでしたので砕けた
パーツをつぎはぎで直さないでアルミ線から新造しました。
指先やパイプ程度なら、こういう事態もなんとかなります。
他にヤクトはわきの下のパイプがレジンで入ってますが、長さが
全然足りませんww ・・・1ミリアルミ線で左右作り直しました・・。







完成すると見えなくなる、腕の機構。副腕もまったく見えなくても
ツメもしっかり彫刻されてますね。ヘルメット裏側や胸部のコクピット
ブロックもほぼほぼ完成後見えないけど精密に彫刻されてます。
パイプをアルミで新造した腹部はこのように。谷氏の造型は精密!






海洋堂・ヤクトミラージュ、ウェーブ・シュペルター改造ルン仕様でした。
このヤクトは作った人はみんな困った所はおそらく共通だと思います、
両腕のひじあたりにつく、両腕で4枚のカバー。まったく引っ掛けるダボや
ハメあわせもなく、ただの曲面に板を貼るから貼りづらい上に位置も
いまいち見本の場所につかない、そして悩んで、悩んで・・ともかく不親切。
指示が曖昧すぎて、『適当にさっさと作る』か『集めうるかぎりの海洋堂
本家の完成品写真、インタビュー、作例を引っかき集めて、パーツと見比べ
ながらじっくり作業する』のどちらかと思います。昔の一度目は適当に
つけて終わらせましたが 結局、『気にくわない』んですよね。そういう
作りで無理やり終わらせた事が。なので、このキットは何ヶ月も、もしか
しないでも何年もかけて作る、というタイプのキットかもしれません。
今回は作ってるあいだに2ツFSSキットをはさんで完成してますが
(ひとつはこのシュペルター、もうひとつは要項は守秘させていただき
ますが、ボークスのサイレンD型)











 
それでもヤクト&シュペルター。9/22のブログで開始してますので、
今日が12/29だからざっと3ヶ月、こいつをコスり続けてたのです。
なんというか 上になかなか勇ましい突撃サイレンがあるんですが
これを作ったという記憶がほぼ失われてるんですよね。素直にできの
いいキットだったな、くらいはちゃんと覚えてますが。ともかく今回の
2つ。90年代の作れなきゃ作るなを体現したようなw恐るべき穴と
勝手に作れなインストの図と説明。正直、自分の所有してる90年代の
FSSキット(ボークスは除く ・・WSCも除いていいかも)はすべて
高難易度です。水に2時間、3時間つかりクレンザーと洗剤で手の油という
油が抜けきり、表皮がはがれても洗剤で指まで磨きすぎて痛くなっても
200+追加シュペルター約50パーツの油分を除去から始め、
これでもかとアニメのチーズのように穴だらけな90年代の全パーツ
を整形、延長、幅ツメ、ルンパーツ追加、自作、メタル磨きと直し、
繰り返し繰り返しアナ、カケ、磨き、そしてサフ後にまた直し、磨き・・

製作記で書いた通り、今回は毎回作る人向けにあのセリフは書きません。
「もし所有してましたら、ぜひ作ってみて下さい!」は今回ないですw。
あまりに人を怒らせすぎます。どう作っていいかわからない部分が多すぎ
ました。とりあえず、自分はこのように完成したので、もしこのヤクトを
作っていて「パーツにL,Rモールドなくてどっちが左右かわからん」とか
「メタルパーツのスタビライザーが折れすぎてうんざりしたからなんか
ラクできる作り方ないの?」とかありましたら、ここで回答致します。
とはいえ『つく場所がわかりづらいパーツは、その周囲のパーツを一度
つけると把握しやすい。テープ留めで組むとわかりやすい』とか『メタル
のひもの接続は、径が太くなる場所まで切断して穴をあけたほうがよい、
長大に長すぎるパーツなのでおそらく失敗込みの長さでしょうから』程度
しか回答できないと思います。

なんというか 帆船模型みたいなキットですね今回は。
じっくりやる「しかない」という。
総評で、結局いいキットなのかどうか、となれば
・・・・・まあ 自分で作って適当でもいいのであれば、この大きさと
迫力、精密さは文句なしにおすすめです。アナがあろうがメタル
スタビライザーをつけないで完成だろうが、いいんです。やると
「た、助けてーー!!!!!」となる事必定ですからw。
どうも評価が難しいキットですね。ボークスのヤクトやWSCの
ヤクトを作って完成する機会があったら、はっきりした回答を
しようと思います「海洋度がダントツです」 ・・・とならなきゃ
いいんですけどね(・・・なりそうだなー・・)・・・。なんか長いばっか
でこんな総評で申し訳ありませんっ・・・ ではっ・・。





:今回は窓の側で撮影はできませんでした。窓が凍って開きません
でした。また、いつもの立体視も常時室温2度のなかで長時間撮影が
できず(青森にいるくせに石油を買う余裕がない、塗装の乾燥時だけ
1時間程度つけるている。それ以外に使う余裕がない)手がふるえて
しょうがないので断念しました。気温が高くなってきたら、また
白い紙バックや立体視を時間をかけて撮影するキットを出します~・・。







    
    
◇特設事項:博士の異常な製作2:―または私は如何にしてレジン複製と2液をやめて
      エポパテで彫刻を複製するようになったのかー
      (その1はエンゲージSR3の記事に掲載)




たとえ200パーツの難しいキットでも、2週間はかけすぎでないの?という
感じですよね。そのとおりです。72のATや、少し前のBテンプルも同じ海洋堂の
あびないキットですが2週間もかかってません いや72ATはかかったな(・・・。)
と ともかく。さっきまでの進行の他に、このような懸案事項がありました。
上の足の内側のパーツ。片方の足の内側の、ひも飾りみたいな彫刻が

すっっぱりけずられてなくなってます(ウギャーーーーーーーーーーッッ)

・・・・・。相当前に買っていじってウヘウヘしてしまってたキットなので、なんか
あるなとは思ってましたが 何かでこうなってました。もはや原因がどうとかは
いいとして、この状況。・・・このまま完成させて、この部分だけできるだけ
写さないようにオクに・・・ダメだな目立ちすぎる(お お前そんなせこい手段を
考えて・・)。いっそもう片方の内側も削り取って、整合性を出すか?・・・ダメだ。
6万のキットをこれ以上価値を落とす事ができるか。では。

・・・直すしかないか・・・・・。 こうして「紐飾り彫刻を直す」事態にはまりました。




ではどうやって直す?模型誌によると、谷氏はこのモールドは『ひも状にした
エポキシパテでくっつけて作った』と書いてますが どんな人類だよというww。
あの 0.5ミリ以下ですよひも?それをこんな、編み編みに編んで、パーツの
表面にぺったりつけて、しかも切れてないでまっすぐ彫刻してる ・・・・・・。
あの 天才じゃないとムリです。ダメな人の自分にできないです(そうだね!!)。

ま 複製して『何か』するしかないなコリャ。まずは複製だ。
ではシリコンを ・・・シリコン切れてました。買うの?3千円出して。
・・・・・・・・・・・・。  あれだ。あれをやってみよう。100均のおゆまる成型だ。
買い物に行った時に買ってくる。正直半信半疑でしたが、意外にもあっさり
型ができました。もちろん片面取りですが。ヨシ、コリャー望みが出てきたぞ。
まづはレジンだ。買ったヤツが確か・・・



グレーのレジンがあるので(一番安いウェーブのレジンだから買ってたw)、透明
プラの使い捨てコップに2液同量入れてそーっと型に流す。
ヨシ、固まってきた固まってきた。一応、シリコンスプレーを流す前に型に
吹いているのでポコッとぬけるはずだ。ひと晩くらい置いてみるか。

おー、わりとちゃんとヌケたじゃなーい!これはイケるかも!!

――と、この時点では思ってましたが。レジン。確かにねばりもある良い材質で
ナイフの刃も通りやすいのですが、あまりに あまりにけずり取る部位が細かすぎ
て、削りおとすとバラバラにくだけてしまいます。だっ ダメだっ・・・!失敗した
レジンは一応、あとでキット作る改造や整形に使えるように板にしておくか・・。

何度切り出しても砕けてしまう。・・・もはやこれまでだ。レジン。あきらめよう・・。
し、しかし型はあるのだ。まだ、まだ何か手段はあるはづだ!
そうだ、あれはどうだ?エポキシ2液接着剤。エポキシ2液は、かなりの弾性と
ゴムのような切れづらい硬度もあるぞ。うむがやすしだ、イクぞーー(こりゃダメな
兆候だな・・)で、



エポキシ2液。固まったかな?ヨシ、透明の複製ができたぞ。
では切って ・・・切って・・・・・ き きれん!!!!!
こうなりゃムリにでも・・ぶちぶちぶち。あへぇ、だめ、ぶちゅるの、だめへ
(もう色々整形やアナ直しやメタル直しで正常な思考ができなくなってるね!)
もう、もう、どうすりゅのこれえ ・・・お おちつけ!!まだだ、まだ、まだ
何か使える手段があるはづだ!!さがせ!ポリパテ・・・だめだ。タミヤパテ・・・
論外。プラランナーで・・・んな技術あるか0.5ミリ以下だぞ。何か、何か・・・

『ひも状にしたエポキシパテで・・・』

そうだ そうだっきゃ。エポパテあるべな。これでやるっきゃ(地が出てるぞ・・)



エポキシパテ。2液と同じく2種の素材をまぜて化学反応で硬化する充填剤で、
エポパテは2液接着剤と違い長い時間硬化せず、1日以上おいてはじめて
硬化し、硬化後もかなりの弾性がある素材。やってみよう。もう後はない
だろうな。タミヤのエポパテを出し、水で指につきづらくしてまぜる。
写真のように素手の指でやっちゃダメですよ皆様は。もうアタマ回らない
状態だから次々手につけててこうなってるだけですから!

ひとつだけではダメだ。いくつか予備も型取りしないと。3つ型取りしました。
見た感じちゃんと取れてそうなので、硬化のため放置。本体のスジ彫り直しや
穴埋めに・・・ 数日後。



よし。硬化したな。では。集中しろ~、もう後はないからな!やるぞ!

このように、3つ取ってよかったです。ともかく、ひも部分はよい硬度が
エポパテはあり、バラバラになりませんでした。でも、ひものリング1つ、
2つくらいづつしか切り出して貼れません。なので、いい状態のひもの
複製を3つから切り出しては貼る、を集中して繰り返しました。貼り直し
たりもありつつ、側面をやっとほぼまっすぐ貼り付けできましたっ・・・。




もう もうこれ以上なんもできましぇん・・・。
この程度です。この程度なんですよ。やっと「なんだか両足似た
ように見えた」くらいになりました。ここまでです。やるだげやったっきゃ。

ホントは時間あけてブログなんで、絵の一枚かいて出したかったのですがっ・・
こういうのくらいしか出す時間なかったです。すべては すべてはエロ同人
かく時間作るためだけのためなのにっ・・・!まだまだ生活費の作業は続きますっ。
それでは次回に せばね~(じゃあね~)・・

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