では始めましょう。今回はワークショップキャストのレッドミラージュと、
ボークスのプラモデルGGI・ナイトオブゴールド、ともに1/100です。
前の記事で書いたとおり、かなりの数の1/100レッドミラージュは存在
しますが、その中でも彫刻されたモールドも立体感も存在感も凄まじい
ワークショップキャスト(以下WSC)のキットです。
一応FSS模型ファンのあいだではこのレッドがもっともバランスの
とれた、気持ちいい造形だと言われてますね。模型誌でもモデル
グラフィック02年4月号のFSS特集で、戦艦プロモデラーの大木氏が
「モーターヘッドの原点を感じさせる作品」と賞賛してます。
KOG頭部の顔は、正面もバックフェイスもポリパテで。
整合するために頭部下ガードもポリパテで作り直し。
他に胴体は別キットのレジン製に変更、アイゼン全交換、
手首握りと剣を持てる2種追加(前回のKOGと同じ)。
足は固定。バスター砲は持てるように、可動はすべて残して
作りました。
レッドミラージュのマスキング途中。装甲の裏もWSCの繊細な造形なら
当然のようにありw、マスキングの難易度を増加させてます。ねばりづよくマスク。
付属のメタルパーツ。メタルの重さと金属の質感がうれしい。
わりとこの加工がわからなくて投げちゃう人もいるらしいので、
メタルパーツのやり方ですが、まず磨きます。最初はスチール
ウール(台所用品。本来はナベなどのサビとり)で磨きます。
次に800番(600番でもいいかも)くらいの紙やすりで
磨き、表面のざらざらを除きます。次に1000番、1500番
で磨き、2000番以降は自身の判断で。自分は1500番
までです。上の写真は1500番で磨いた直後です。鉛の粉が
やすると飛ぶので、口や鼻に入らないようにマスクも忘れずに。
接着面が極端に狭く小さい(1ミリ四方以下など)メタルパーツと
レジンの接着もどうしてるんだこれ?と思う方もいるので説明します。
上の写真のように そのまんまです (・・・。)
0.5ミリのピンバイスドリル軸で、そっと、そーっと同じ0.5ミリ
くらいの、レッドのレーザーカッターのメタルパーツの接着面に
あてて、 かるーーーーーく 様子をしんちょーーーに見ながら。
くっ、くくっ、とピンバイスを回します。慎重に。いいですか、メタルは
失敗すると超あっさりキズつきます。折れたら修復はほぼムリで、ハンダ
技術の方面までいくので、慎重に回します。 1.5ミリくらいの深さ
まで回したらそっと抜き、0.5ミリの真鍮線を刺し、瞬間接着剤で
止めます。 大丈夫、慎重にやれば0.3ミリでも0.2ミリでもできます!
サリオン機の後頭部アンテナの極細いメタルパーツも穴をあけて真鍮線を
つなげて、レジンパーツに接着します。
このキットはサリオン機のヘルメットが付属してます。使わないのはもったいない
ので、サリオン機とアマテラス機のヘルメットを単体で飾れるように、竜骨を自作して
飾れるように作りました。オールポリパテ製。
完成しました。
ベースも千葉の木材店から買ったデコパージュをやすりがけして
ニスを塗り完成。今回はこのキット、ネットの完成写真を見るとサリオン機
ばかりなので、アマテラス機で作りました。ただ、『A』ナンバーは
サリオンヘッドも交換できるようにしたのに番号がAでは何かあわないので
『Ⅰ』にしました。ボークス製のアマテラスキットはなぜかみなⅠで、
それをマネしましたw。
剣を握る手も付け替え可能に作りました。なんか気分で交換できると
うれしいですよね。
もちろんサリオン機にする事も可能。
首の横のエネルギーパイプに注目。この造形はWSCだけですね。
リフレクターから吸収したエネルギーを送るパイプ(だと思う)で、
解釈が造形に反映された見映えがとてもいい造形です。
このような「すばらしい解釈」はWSCのキットではよくあります
WSCのキットを持っていたら作ってみて、いろいろ探してみよう!
サリオンヘッドのみ飾れるヘッドディスプレイも。竜骨は青系のダークグレイで。
もちろんアマテラス機も付け替え可能。2ミリの軸でつながってます。
背後がくしゃくしゃな紙という申し訳ない写真w。でも背景は白のほうが
よく造形が見えるみたいです。気のせい?もうこの紙は使えないすねw
剣の真ん中あたりに注意。途中からくぼんで刃先が鋭い造形になってます!
こういう細かい部分に、このMHの凶暴性を表現したオリジナルモールドが
冴えてます。さすがWSC!
KOG完成です。このくらいのアクションは可能。
2本ともさやから抜刀も可能。プラモデルならではなので、こういう
楽しみはやはり残すべきですよね?
くしゃくしゃ紙の写真ですが、なんかバスター砲かまえてる写真そう撮ってなかったのでw。
レッドミラージュとKOGバスター砲装備でした。
大きさはレッドが28センチ(トサカぬきの頭長高は23.5cm)
KOGも約28センチ。1/100のガンプラは17~20センチ弱なんで
大迫力の造形です。正直、よくこんなめんどくさいデザインを原型師
さんは作れるなーと毎回WSCやシリコントライブやWAVEやボークスの
レジンキット作って思います(・・海洋堂は?)世界最強のプラモメーカー
が何社もある日本ですが、レジンキットメーカーも最強ですよねホント。
もし持ってたら、ぜひ作ってみて下さい!
ではツァラトウストラアプターブリンガーとマグナパレス でしたーーー
名前長いすね新設定・・。
当時エバンゲリオンのガレージキットではおそらく一番か2番目に売れたと思われる、
クルシマのレイとアスカです。
たぶん一番売れたのはG-PORTのプラグスーツレイ(96年11月発売)
じゃないかなと思ってます。
なんか少し前のどこかででよく見るアニメキャラ2人の記事の肌色2人と構図や
ポーズまで似てますが まあ 気のせいです(あっ・・・)
おそらく多くの当時のおた・・アニメファンは、このキットでガレージキットに挑戦した
と思われます。いや、その前のセーラームーンからかも知れませんが、このクルシマの
レイアスカがレジンキット初挑戦の人は多かったはずですね。カードキャプターさくらの
キットなんかもそういう「市販の完成フィギュア売ってないし、もう作るしかない」と
挑戦したジャンルでしょうね。2000年ごろまで、完成品はそう出てなかったんですよね。
このキットは両方ともクルシマが『完成品』でPVCやコールドキャストで
出してません。確かゆかた姿はコールドキャストでクルシマが出した気が
します。正直、塗装済み出されたらキット作る意味ないじゃん、と思います。
昔コトブキヤでこみっくパーティーのレジンキット10人とか買った人
かわいそうだなー…全部コトブキヤがPVC完成品で出しちゃったん ですよね。
キットの出来については言うまでもなく良いです。よくヤフオクで3千円くらいで
出てますけど、それ以上の価値はもちろん定価7800円も納得の出来です。
もし所有してたらでひ作ってみて下さい。多少ふともものラインのマスキングが
面倒ですけど顔だけ別パーツだし、塗装はしやすいです。いいキット。
あとこのキットから、と言うより原型の片山博喜氏から始まった、いまのフィギュア
造形の基本、フォーマットがあります。
顔の造形ですが、片山氏が出る前は、フィギュアの頭部は全部イラストみたく平らで、
マジで立体ホームベースみたいな形状だったんですよ。
でも片山氏は、頭部を平らでなく、球状(正確にはやや楕円)にしたんです。
実際の人間の顔は、実は平らが正しいから、古いやり方のが正しかったんです。
片山氏はこれを球状にして、『横顔』が非常にアニメの横顔に近い造形を発明
して、アニメフィギュアに投入したんです。
これはフィギュア造形のパイオニアのひとつで、今のフィギュアの造形はほぼ
このフォーマットになってます。昔からの原型師はそうでもないけど、大体は
これが基本形になってます。実際このアスカ顔ですが、写真4枚目の、上から
見下ろした写真でよくわかります。 鼻を中心に、丸くほおがカーブして
ますよね。球体に小さいとがった鼻がちょんと出てるような。
これが出る前は、上から見下ろした顔はまっ平らだったんですよ(現実の人間は
それが正しい)
アニメの表情を立体で見せるために作られた、画期的な表現ですね。
だから人気あったんですよね。クルシマの片山キットは。
あと細かい情報だと、片山氏はガイナックスのフィギュアコンテストでも
キャラデザインの貞本氏から貞本賞を受賞してます(1/8ミサト部屋着)
片山氏で有名なのはマックスファクトリーのかすみですね。
超売れたみたいですよw
立体視です。が、あんまいい感じになりませんでした…。